顧客管理、案件管理、販売管理、進捗管理、生産管理、在庫管理、スケジュール管理……。このように、企業の中ではさまざまな業務管理システムが動いています。

新しくWEBシステムを導入するお客様からの相談をいただく際も、このような業務を「管理」するためのシステムから検討をはじめることが多いです。

小さな会社や組織の場合、経営者や管理者という立場の方がシステム導入に直接関わることが多いのですが、そのときに気をつけたいのが、システム導入の目的です。

「管理」は「監視」ではない。
「人」ではなく「業務」を管理する。

業務管理は何のためでしょうか?システムで業務管理するのは誰のためでしょうか?

社員がちゃんと働いているか管理をするため?誰がどれくらい売り上げているかを管理するため?

いいえ、違います。もちろん、システム化によって得られるデータを経営判断やマネジメントに役立てることはできますが、知らず知らずのうちに経営者や管理者による「管理=監視」の思考になってしまっているケースもあるので注意が必要です。

業務管理システムは、経営者や管理者のためのものではなく、現場で働くヒトたちのためになっていることが成功のポイントです。業務効率をアップさせ、働くスタイルの多様性に対応し、売上や利益の向上につながれば、会社も社員も幸せになります。

上からの目線で人を管理するではなく業務を管理する。業務を管理することで個の力(社員の力)をチーム力(会社の力)につなげていく発想が大切だと考えています。