新型コロナウイルスによって社会活動の制限が続く中、ITツールやWEBシステムなどを活用したオンラインでの働き方への注目度が上がっています。

以前からIT化に積極的だった企業、コロナ禍を契機にWEBシステムの検討や導入を進めはじめた企業が増えている一方で、なかなか状況が変わらない会社が多いこともまた事実です。そこでネックとなっているのが、ITリテラシーの低い上層部の無理解であることが多いのは、そうした会社で働く若者こそ痛感しているのではないでしょうか。

さすがにこの期に及んで「ITなど必要ない」という経営者の元で働きたくありませんが、多くの経営者は「これからはITの時代だ」と何年も前から言っています。それなのに実行に移されないのは、真にITの価値を理解していないからに他なりません。「あったらいいけどなくても問題ない」程度の認識なのでしょう。とはいえ、ボトムアップでトップの意識を変えることは難しく、まったく話が通じないストレスを抱え続けることになります。

オールドタイプの経営者に響きそうなネタを選んでみる。

WEBシステムなどのITツールの価値は“関心のない”人にいくら説明しても伝わりません。当然、kintoneについても特性や機能を説明したところで理解は難しいでしょう。また、もっともイメージしやすいであろう他社の活用事例を提示しても、自分が知らない会社の話には興味を示してもらえません。

そのような旧タイプの人たちが信頼するものの一つに官公庁の事例があります。kintoneは、その特性を活かしてこのコロナ禍の状況においてもスピーディに導入・活用されています。概要はサイボウズからリリースされているので、官公庁や自治体の事例を社内プレゼンのネタとして使ってみてはいかがでしょうか。

3月後半〜4月の事例

以下、サイボウズのニュースリリースより

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の情報収集ツールとしてkintoneを活用

大阪府と連携し新型コロナウイルス対応状況管理システムを作成、全国自治体へのテンプレート提供を開始

兵庫県加古川市のオープンデータによる事業者支援にkintoneを活用

サイボウズと大阪市生野区が 児童虐待防止に関する連携協定を締結

高山市役所がおくやみ窓口システム実証で待ち時間を最大約40%削減

スピーディにシステム構築が可能なkintoneは、運用フェーズでも柔軟でコスト面でも有利です。もちろんセキュリティ面でも安心なので、さまざまな会社のIT化に役立ちます。プレゼンの相手に響きそうな事例で心をつかんで、ぜひ導入につなげてください。