ホームページリニューアルのタイミングとは?後悔しないための3つの判断軸

ホームページリニューアルのタイミングをデザイン・活用体制・セキュリティの3つの軸で判断することを示すアイキャッチ画像

「そろそろホームページをリニューアルすべきでしょうか」。私たちのもとには、こうしたご相談が定期的に届きます。

ただ、実際にお話をうかがってみると「なんとなく古い気がする」というだけで踏み切ってしまい、公開後にまた同じ悩みへ戻ってしまう会社様も見てきました。

この記事では、デザインの古さだけでなく、活用体制やセキュリティといった視点も含めた、リニューアルのタイミングの見極め方を紹介します。伴走支援の現場でお客様と実際に話してきた内容をもとに整理しました。

ホームページのリニューアルを考える、よくある3つのサイン

リニューアルの相談は、次のようなきっかけから始まることが多いです。

  • 他社サイトと見比べて、デザインが古く感じるようになった
  • 自社での更新が難しく、情報が古いまま放置されている
  • 問い合わせや採用応募など、期待する成果につながっていない

1つ目の「デザインの古さ」は、最も分かりやすいきっかけです。スマートフォンでの表示が崩れていたり、文字が小さすぎて読みづらかったりすると、それだけで印象が下がってしまいます。

2つ目の「更新のしづらさ」も見過ごせません。制作会社に依頼しないと1行も直せない、管理画面の操作が複雑すぎるといった状態は、情報発信そのものを止めてしまう原因になります。

3つ目の「成果につながらない」は、デザインや更新のしやすさとは別の問題であることもあります。集客の課題については、別記事「ホームページで集客できない原因とは」でも詳しく取り上げています。

デザイン・更新のしやすさ・成果。この3つが、リニューアル相談のよくある入り口です。ただし、どれか一つに当てはまったからといって、すぐにリニューアルが正解とは限りません。次の章から、判断の軸を具体的に見ていきます。

「3〜5年が目安」は本当か?年数だけで判断すべきではない理由

デザインには数年単位でトレンドの移り変わりがあり、3年から5年に一度を目安に見直すこと自体は、私たちも妥当だと考えています。

注意したいのは、年数だけを基準にしてしまうことです。デザインを新しくしても、運営体制を見直さないまま公開すれば、また同じように活用されなくなる可能性があります。

私たちは、公開後の活用を重視しています。この後に紹介する3つの判断軸は、こうした考え方から整理したものです。

判断は3つの軸で:デザイン・活用体制・セキュリティ

リニューアルのタイミングは、デザインの古さだけでなく、次の3つの軸を組み合わせて考えることをお勧めします。

ホームページリニューアル判断の3つの軸(デザイン・活用体制・セキュリティ)を示すミニインフォグラフィック

デザイン軸:見た目・使い勝手のトレンド

配色やレイアウト、スマートフォンでの見やすさなど、いわゆる「見た目」に関する軸です。3〜5年を目安に、他社サイトと見比べて違和感がないかを確認してください。

同業他社や近隣エリアの競合サイトを実際に見比べてみると、自社サイトの古さに気づきやすくなります。スマートフォンでの表示崩れは、パソコンでの確認だけでは見落としがちなので、あわせて確認しておいてください。

活用体制軸:公開後に運用できる仕組みがあるか

デザインが新しくなった後、誰がどのくらいの頻度で更新していくのか。この体制が整っていない場合、私たちは無理にリニューアルをお勧めしません。

運営体制の見直しをしないままリニューアルすると、公開直後は良くても、数か月後にまた更新が止まってしまうことが想定されるためです。

担当者が一人しかいない、そもそも更新の仕方が分からないという状態でも構いません。リニューアルの計画と同時に、公開後どう運用していくかを考え始めておくことが大切です。

セキュリティ軸:会社を守るための見直し

見落とされがちですが、私たちが最も重視している軸の一つです。多くのホームページにはWordPressなどの更新機能が備わっており、常に最新版であることが理想ではあります。

ただ、プラグインとの相性など、完璧に対応し続けるのが難しい部分もあるのが実情です。WordPress公式のサポート記事によると、セキュリティのためのマイナー更新は既定で自動的に適用される仕組みになっています。一方でメジャーアップデートは自動化されておらず、人による確認が必要です。

緊急度が高くない場合でも、最低でも毎月1回はセキュリティと会社を守るという観点で見直すことを、私たちはお客様にお伝えしています。年1回程度の見直しでは、更新が滞っている期間が長くなり、その分だけ危険が高まってしまいます。

活用されていないホームページほど、この見直しも後回しにされがちです。私たちはWordPressの定期保守サービスもご用意しているので、毎月の見直しを自社だけで続けるのが難しい場合は、あわせてご相談ください。詳しいセキュリティ対策は、当ブログの別記事でも紹介しています。

セキュリティは、デザインのように見た目で分かる問題ではありません。だからこそ、リニューアルのタイミングに合わせて棚卸ししておくと、後回しにしにくくなります。

判断軸確認するポイント対応の目安
デザイン他社と見比べて古さを感じるか、スマホ表示は見やすいか3〜5年に一度が目安
活用体制公開後に更新を続けられる担当者・時間があるか体制が整うまでは改善で様子を見る
セキュリティCMSやプラグインが最新に保たれているか緊急度が低くても最低毎月1回は見直す

リニューアルより「改善」で十分なケースもある

3つの軸で確認した結果、必ずしも全面リニューアルが必要とは限りません。デザインへの違和感が軽微で、活用体制やセキュリティに大きな問題がなければ、部分的な改善で様子を見るという選択肢もあります。

改善で対応できることの例

文章や写真の差し替え、問い合わせフォームの見直し、スマートフォン表示の一部調整などは、全面リニューアルをせずに対応できることが多いです。

私自身、リニューアルのご相談を受けても、まずは改善で対応できないかを一緒に確認するところから始めることがよくあります。全面的な作り直しは費用も期間もかかるため、部分的な手直しで解決できるなら、その方が会社様にとって負担が小さくて済みます。

反対に、CMSそのものが古く改善の限界がある場合や、掲載したい情報がサイト構造に収まらない場合は、改善では対応しきれません。そうしたときに、初めてリニューアルを検討する段階に入ります。

リニューアルを検討し始めたら、最初にすべきこと

3つの軸を確認したうえでリニューアルに進む場合も、いきなりデザインの相談から入る必要はありません。まず整理しておきたいことがあります。

STEP
現状のホームページの課題を書き出す

デザイン・活用体制・セキュリティのそれぞれについて、今困っていることを具体的に書き出します。感覚だけで「古い」と判断せず、根拠を言葉にしておくと、後の判断がぶれにくくなります。

STEP
リニューアルの目的を整理する

「問い合わせを増やしたい」「採用に活用したい」「電話での同じような問い合わせを減らしたい」など、目的は複数あって構いません。無理に1つへ絞る必要はなく、目的ごとにホームページでどんな施策を打てるかを整理しておくと、デザインや構成の方向性が決めやすくなります。

STEP
公開後の運用担当と頻度を決めておく

誰が、どのくらいの頻度で更新していくのかを、リニューアル前の段階で決めておいてください。この体制が抜け落ちると、公開後にまた同じ課題へ戻ってしまいます。

リニューアルの目的を明確にした成功事例:タイメック株式会社様

岐阜県で金属加工業を営むタイメック株式会社様は、社長が就任したタイミングでホームページの刷新に取り組まれました。それまで営業担当が社長お一人という状況だったためです。

単にデザインを新しくするのではなく、「営業担当の代わりになるホームページ」という目的を明確にし、30代・40代の機械設計者をターゲットに、専門的な加工内容が伝わる構成に見直しました。

その結果、今まで取引のなかった大手企業からの新規受注につながり、「ホームページをきっかけに仕事を受注」という成果が生まれました。採用に関する説明会の来場者数も増えたとうかがっています。

デザインを新しくすること自体が目的化してしまうと、こうした成果にはつながりにくくなります。何のためにリニューアルするのかを最初に言葉にしておくことが、遠回りのようで一番の近道です。

タイメック様の事例で印象的なのは、ターゲットを「30代・40代の機械設計者」まで絞り込んだ点です。誰にでも合わせようとするホームページより、届けたい相手を明確にしたホームページ。そちらの方が、結果的に多くの反応を集めやすいのだと感じます。

リニューアル前に整えておきたい運営体制

ここまで紹介した3つの判断軸のうち、活用体制とセキュリティは、社内に詳しい担当者がいない会社様にとって、特に一人で抱え込みやすい部分です。

私たちちらし屋ドットコムでは、毎月の伴走支援の中で、リニューアルの要否そのものから一緒に検討しています。デザインを変える前に、公開後の運営体制やセキュリティの状態を確認するところから始めることも少なくありません。

リニューアルは、公開して終わりではなく、そこから活用が始まります。制作会社を選ぶ段階から「公開後も相談できるかどうか」を基準の一つに入れておくと、後になって困ることが少なくなります。

リニューアル後の活用まで見据えたご相談は、お気軽にお声がけください。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。

よくある質問

ホームページのリニューアルは何年おきに行うべきですか?

デザインの見直しは3〜5年を目安にする会社様が多いですが、年数だけで判断するのはお勧めしません。活用体制やセキュリティの状態もあわせて確認してください。

デザインの部分的な改善とリニューアルの違いは何ですか?

色や写真の差し替えなど部分的な手直しは「改善」、サイト構成やシステムから作り直す場合は「リニューアル」と呼ぶことが多いです。まずは改善で対応できないか検討する余地があります。

リニューアルするとホームページのURLは変わりますか?

ドメインをそのまま使うことも可能です。ドメインだけを変更したい場合の考え方は、当ブログの別記事でも紹介しています。

リニューアルでURLが変わると、検索順位に影響しますか?

URLを変更する場合は301リダイレクトの設定が欠かせません。Google公式のヘルプでは、リダイレクトを少なくとも180日間維持するよう案内されています。

セキュリティ面だけが理由でも、リニューアルすべきですか?

全面リニューアルまでは不要なケースもあります。まずはCMSやプラグインの更新状況を確認し、最新版に保てているかを見直すところから始めてください。

伴走支援では、リニューアルの相談にどこまで対応してもらえますか?

リニューアルすべきかどうかの判断そのものから、目的の整理、公開後の運用体制づくりまで、状況に応じてサポートしています。

リニューアルの目的が複数ある場合はどうすればいいですか?

問い合わせを増やしたい、採用に使いたい、電話での同じような問い合わせを減らしたいなど、目的は複数あって自然です。無理に1つへ絞る必要はなく、目的ごとにホームページで打てる施策(採用ページの拡充、よくある質問ページの充実など)を整理しておくと、デザインや構成に反映しやすくなります。

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まとめ

ホームページのリニューアルは、デザインの古さだけで判断すると、公開後にまた同じ課題へ戻ってしまうことがあります。

デザイン・活用体制・セキュリティという3つの軸で現状を確認し、何のためにリニューアルするのかを先に言葉にしておくこと。これが、遠回りに見えて一番の近道です。

判断に迷う場合や、リニューアル前の体制づくりから相談したい場合は、私たちの伴走支援もお気軽にご利用ください。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


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