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ホームページの写真、著作権は大丈夫?注意したい4つのケースと確認方法

ホームページに使う写真の著作権について注意したい4つのケースと確認方法を示すアイキャッチ画像

「このホームページに使う写真、大丈夫ですか?」。私たちは伴走支援のご相談の中で、こう聞かれることがあります。答えはシンプルで、写真にも著作権があり、自社で撮影・作成したものでない画像は要注意です。

この記事では、ホームページ制作・更新の中で特に注意したい4つのケースと、トラブルを避けるための確認方法を、実際のご相談内容を交えて解説します。難しい法律用語はできるだけ使わず、明日から実践できる確認の手順を中心に紹介します。

そもそも「写真」にも著作権があります

「ネットに落ちている画像だから」「無料の画像だから」という理由で、他人が撮影・作成した写真やイラストを自由に使ってよいわけではありません。

文化庁「ここが知りたい著作権」でも、ネットで見つけた画像を無断で使うと著作権侵害の可能性があると明示されており、「拾い画は無断利用OK」は誤解だとはっきり示されています。写真を撮った人・イラストを描いた人が著作者となり、その人が著作権を持つ「著作権者」になる。これが基本の考え方です。

政府広報オンラインも、無料で使える画像であっても利用条件をしっかり確認し、ルールに従った使い方をすることが大切だと呼びかけています。写真も、誰かが撮影した時点で著作物として保護されると考えておくのが安全です。

外部のカメラマンに撮影を依頼した場合も、同じ考え方が当てはまります。契約で著作権の譲渡を受けていない限り、写真の著作権は撮影した人に残るのが原則です。撮影費用を自社で負担していても、著作権まで自動的に自社のものになるとは限りません。掲載範囲や二次利用の可否は、撮影を依頼する段階で確認しておくと安心です。

特に注意したい4つのケース

私たちが伴走支援の中でお伝えしているのは、次の4つのケースです。自社で撮影・作成したものでない画像は、すべてこの確認対象に含まれると考えてください。

  • 製品写真:仕入れ先・メーカーから提供された商品の写真
  • イラスト:制作会社やデザイナーが作成したイラスト素材
  • 会社ロゴ:取引先・提携先の会社ロゴ
  • 製品ロゴ:取り扱っている他社製品のロゴマーク
ホームページ掲載時に注意したい4つの画像ケース(製品写真・イラスト・会社ロゴ・製品ロゴ)を示すミニインフォグラフィック

これらに共通するのは、「自社の所有物ではない」という点です。関係が近い取引先のロゴであっても、著作権(場合によっては商標権)は先方に残ったままである、というのが基本の考え方です。

製品写真は、メーカーのカタログサイトからそのまま保存して使ってしまうケースが見落としやすいポイントです。取り扱い商品として紹介したい気持ちは自然なことですが、掲載の可否はメーカー側の判断に委ねられています。イラストも同様で、以前のホームページ制作時に使われていた素材を、権利関係を確認しないまま流用してしまうケースがあります。

会社ロゴ・製品ロゴについては、著作権に加えて商標権が関わる場合もあります。取引先を紹介するページに先方のロゴを掲載したい、というよくある場面でも、一言確認を挟むだけでリスクを大きく減らせます。

よくある誤解

私たちが伴走支援の中でよく耳にする誤解を3つ挙げます。どれも「たぶん大丈夫」という思い込みから起きやすいものです。

  • 「無料の画像だから著作権はない」:無料でも著作権は発生しています。利用規約の範囲内でのみ使える、と考えてください
  • 「小さく使えば大丈夫」:画像サイズの大小は著作権侵害の有無に関係ありません
  • 「うちは中小企業だから狙われない」:企業規模にかかわらず、公開されているホームページはすべて確認の対象になり得ます
  • 「昔からずっと使っているから問題ない」:長年掲載していても、それだけで使用が許可されたことにはなりません

SNSに投稿された写真の転載にも注意

InstagramやXに投稿されている写真を見つけて、そのままホームページに転載してしまうケースもよく見かけます。SNSに公開されているからといって、自由に転載してよいわけではありません。

政府広報オンラインの記事でも、フリー素材サイトで見つけた画像をアイコンに使う行為が著作権侵害に当たる可能性のある例として挙げられています。SNS上の写真も同じ考え方で、投稿主に転載の許可を得るのが基本です。お客様が投稿してくれた写真を「お客様の声」のように紹介したい場合も、必ず本人に一声かけてから使うようにしてください。

スタッフが「いい写真だから」と善意で見つけて追加してしまうこともあります。更新担当者に、掲載してよい画像の基準をあらかじめ共有しておくと、こうしたうっかりミスを防ぎやすくなります。

無断使用が招くリスク

著作権者に無断で写真を使用すると、削除を求められるだけでなく、損害賠償を請求される可能性もあります。会社のホームページという公の場での利用は、個人のSNS投稿以上に慎重な対応が求められます。

法的なリスクだけでなく、取引先との関係にも影響します。ロゴや製品写真を無断で掲載していたことが分かれば、信頼関係を損ないかねません。トラブルが発覚してから差し替えるより、公開前に確認しておくほうが、結果として手間も少なく済みます。

特に、取引先や仕入れ先とは今後も付き合いが続く相手です。一度の掲載ミスで関係がぎくしゃくしてしまうより、事前の一言確認で気持ちよく掲載させてもらうほうが、双方にとって望ましい形だといえるでしょう。

確認方法は2つだけ

難しく考える必要はありません。私たちが実際にお伝えしているのは、次の2つの確認方法です。

確認方法こんな場合に
利用規約を確認する素材サイト・仕入れ先の公式サイトなど、利用条件が公開されている場合
該当企業へ問い合わせる利用規約が見当たらない、範囲が分かりにくい場合

自社のものでない画像は、利用前に必ずこのどちらかを済ませていただくのが確実です。取引先のロゴであれば、メール一本で「ホームページに掲載してよいか」を確認するだけで済むケースがほとんどです。

ワンポイント:判断に迷ったら使わない

「たぶん大丈夫だろう」という自己判断が一番のリスクです。確認が取れるまでは掲載を保留し、確認が取れてから公開する順番を徹底してください。急いで公開するより、後から差し替える手間の方がずっと大きくなります。

安全な選択肢:自社で撮る・公式のフリー素材を使う

確認の手間そのものを減らしたい場合は、自社で撮影した写真を使うのが一番確実です。商品・店舗・スタッフの写真を自社で撮影しておけば、著作権の確認は不要になります。最近はスマートフォンのカメラでも十分きれいに撮影できるので、プロに依頼するほどではない場面では自社撮影で対応できることも多いはずです。

選択肢向いている場面
自社で撮影する商品・店舗・スタッフなど、自社の実物を紹介したい場合
公式のフリー素材を使うイメージ画像・イラスト等で、権利関係が明確な素材が欲しい場合
有料素材サイトを使う自社撮影が難しく、クオリティを求める場合(規約の利用範囲は要確認)

撮影の余裕がない場合は、公的機関が提供する無料素材を活用する方法もあります。以前ご紹介したデジタル庁公式の無料素材のように、利用条件が明確なフリー素材を選ぶと、確認の手間を減らせます(文末の「あわせて読みたい」でも紹介しています)。有料の素材サイトを使う場合も、「商用利用可」の表記だけで判断せず、加工の可否やロゴ・人物の写り込みに関する規約まで目を通しておくと安心です。

ビジネス向けに写真を安全に使う方法として、マーケティング情報サイトLISKULでも、自社で撮影する・クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの条件に従う・写真素材サイトを利用するという3つの方法が紹介されています。予算に応じて、無理のない方法を選んでください。

公開前のチェックを習慣にする

画像の著作権確認は、一度きりで終わる作業ではありません。ホームページを更新するたびに、新しく追加する画像の出どころを確認する習慣をつけておくと、後からまとめて見直す手間を防げます。

毎月の更新内容を振り返る場を設けている場合は、その月に追加した画像の出どころもあわせてチェック項目に加えてみてください。更新のたびに立ち止まって確認する仕組みがあれば、著作権の見落としはぐっと減らせます。

判断に迷ったら

ここまで基本的な考え方を解説しましたが、「今使っている画像がどのケースに当てはまるか分からない」という段階でも問題ありません。

私たちちらし屋ドットコムでは、毎月の伴走支援の中で、掲載中の画像の確認から、安全な素材への差し替えまで、一緒に進めています。判断に迷う画像があれば、まずは現状を見せていただくところからご相談ください。

「今さら確認するのは気まずい」と感じる場合も、遠慮はいりません。取引先への確認の一言をどう切り出すかといった、小さな相談にも対応しています。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。

よくある質問

フリー素材サイトの画像なら自由に使ってよいですか?

サイトによって利用条件が異なるため、必ず利用規約を確認してください。「フリー」と書かれていても、商用利用や加工、ロゴとしての使用に条件が付いている場合があります。気になる点があれば、運営元へ問い合わせて確認してから使うようにしてください。

取引先からもらった製品写真は、そのまま使ってよいですか?

提供された時点で「ホームページへの掲載」まで許可されているとは限りません。社内資料用に共有されたデータを、そのまま外部公開の場に使ってしまうケースもあるため、念のため掲載してよい範囲を確認しておくと安心です。

すでに掲載してしまった画像に不安がある場合は、どうすればよいですか?

まずは掲載中の画像を洗い出し、出どころが分からないものから優先的に確認・差し替えを検討してください。自社で撮影したものか、誰かから提供されたものかを1枚ずつ整理するだけでも、リスクの高い画像が見えてきます。

自社で撮影した写真なら、必ず自由に使えますか?

自社で撮影した写真の著作権は基本的に自社に帰属しますが、写り込んだ人物の肖像権や、写真に写っている他社の製品・ロゴには別途配慮が必要な場合があります。従業員や来店客が写る写真は、掲載前に本人の了承を得ておくと安心です。

会社ロゴの使用許可は、どのように確認すればよいですか?

取引先や提携先の担当者に、ホームページへの掲載可否をメール等で確認してください。口頭だけで済ませず、許可の記録が残る形で確認しておくと、後々のトラブルを防ぎやすくなります。

画像に「© 」などの表記があれば、使ってよいということですか?

著作権表示(©マーク)の有無は、著作権が発生しているかどうかの判断材料にはなりません。表記がなくても著作物である以上、権利は発生しています。使用の可否は、あくまで利用規約や権利者への確認で判断してください。

伴走支援では、画像の著作権確認もサポートしてもらえますか?

掲載中の画像の洗い出しから、確認が必要な画像の整理、安全な素材への差し替えまでサポートしています。まずは現状を一緒に確認するところから始めます。

あわせて読みたい

まとめ

ホームページに使う写真は、自社で撮影・作成したものでない限り、著作権の確認が必要だと考えてください。製品写真・イラスト・会社ロゴ・製品ロゴの4つは、特に見落としがちなケースです。

確認方法はシンプルで、利用規約を確認するか、該当企業へ問い合わせるかの2つだけです。難しい法律知識がなくても、この2つを徹底するだけで、リスクの大半は防げます。

自社で撮影する、公式のフリー素材を使うといった選択肢を組み合わせれば、確認の手間そのものも減らせます。判断に迷う画像があれば、お気軽にご相談ください。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。

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