ホームページの活用方法とは?「作っただけ」で終わらせない4つの共通点

ホームページの活用方法と作っただけで終わらせない4つの共通点を示すアイキャッチ画像

「ホームページは作った。でも、正直どう活用すればいいのか分からない」。私たちのもとには、こうした声が今も数多く寄せられます。制作段階では時間もお金もかけたのに、公開した後は何年も同じ状態のまま、というホームページは決して珍しくありません。

一方で、同じように制作会社に依頼してホームページを作った企業の中にも、公開後にしっかり活用し、問い合わせや採用につなげている会社があります。この差はどこで生まれるのでしょうか。

この記事では、実際にうまく活用できている企業に共通する4つの特徴を、私たちの伴走支援の現場での実例を交えて解説します。特別なノウハウではなく、今日からでも始められる内容です。

私自身、これまで複数の企業様のホームページ活用に伴走してきましたが、活用が続く会社と続かない会社の分かれ目は、思っていたよりずっとシンプルな部分にありました。

「作っただけ」と「活用できている」の違いはどこにあるのか

ホームページを持つ企業は珍しくありませんが、実際に活用できているかどうかは、企業ごとに大きく差があります。私たちが日々のご相談で感じるのは、その差が「デザインの良し悪し」や「機能の充実度」ではないという点です。

きれいで整ったホームページを持ちながら、公開後はほとんど手を入れていないという企業様も少なくありません。理由をうかがうと、そもそもそこに時間を割く余裕がないほど、本業が忙しいという事情が背景にあることが多いというのが実感です。

株式会社ペライチが2025年に実施した調査でも、Webサイト運用の課題として「更新や変更が手間」と回答した中小企業が約5割にのぼると報告されています。活用が続かない背景には、能力や意識の問題ではなく、日々の業務との時間の奪い合いという、どの会社にも起こり得る事情があります。

では、その中でも活用を続けられている企業は、何が違うのでしょうか。次の章で、実際のヒアリングをもとに整理した4つの共通点を紹介します。業種や規模を問わず、当てはまる考え方だと感じています。

実際にうまく活用できている企業に共通する4つの特徴

私たちが伴走支援の中で接してきた企業様の様子を振り返ると、活用がうまくいっている会社には、次の4つの共通点があります。どれも特別なマーケティング理論ではなく、地道な姿勢に関わるものばかりです。

  • 新規の問い合わせを増やしたいという具体的な動機を持ち続けている:目的が漠然としていない
  • 完璧を狙わず、数カ月単位でブログや事例をコツコツ更新している:継続すれば反響につながっている
  • 広告運用と商品ページ・ランディングページの改善をセットで行っている:出稿して終わりにしない
  • 1日5〜10分でも、ユーザー目線で自社サイトを眺め、触ってみる習慣がある:足りない点を自分で見つけようとする
活用できている企業に共通する4つの特徴(具体的な動機・コツコツ更新・広告とLP改善のセット・日々のセルフチェック)を示すミニインフォグラフィック

とりわけ私たちが印象深く感じているのは、1つ目と4つ目です。集客を目標にする場合、「新規のお客様からの問い合わせをなんとか増やしたい」という具体的な想いを持ち続けている企業様ほど、更新の手が止まりにくいという傾向があります。目的があいまいなままでは、何を更新すべきかも定まらず、後回しになりがちです。

Google広告など集客施策を使っている企業様であっても、事情は変わりません。広告を出稿するだけで満足せず、商品ページやランディングページの改善を毎回あわせて行っている会社ほど、成果につながっているというのが私たちの実感です。広告はあくまで入口であり、受け皿となるページの中身が伴っていなければ、反響にはつながりにくいものです。

2つ目の「コツコツ更新」も、言葉にすると単純ですが、実際に続けられている企業は多くありません。毎週でなくても構いません。数カ月単位でも、ブログの投稿や事例の追加を止めずに続けていれば、検索エンジン経由の反響やお問い合わせという形で、必ずどこかに変化が現れてきます。逆に、更新が止まった瞬間から、ホームページは「過去のある時点」の情報のまま止まってしまいます。

セルフチェックという小さな習慣

1日5分でも10分でも構いません。ユーザーとして自社のホームページを眺めて、実際に触ってみて、足りないものや動きづらい箇所を探してみる。この小さな習慣を持てる人がいる会社ほど、結果として活用が続いているように感じます。

こうした姿勢は、Google自身が示す考え方とも重なります。Google Search Centralの「役立つ、信頼できる、ユーザー第一のコンテンツ」に関する公式ドキュメントでは、サイト運営者が自らのコンテンツを継続的に見直すための自己評価用の質問リストが示されています。作って終わりではなく、公開後も自分の目で確かめ続ける姿勢が前提になっているといえるでしょう。

活用が定着した企業の実例:株式会社山栄工業様

ここで、実際に活用が定着した支援事例をご紹介します。岐阜県各務原市で公共施設や商業ビル、工場向けの建築用金属パネルを製造する株式会社山栄工業様は、当初「この業界にホームページの活用は関係ない」と考えていたそうです。

ところがコロナ禍と東京五輪特需の終了によって受注が不安定になり、既存の取引先だけに頼る体制からの転換を迫られました。そこで取り組んだのが、デザインの変更ではなく運営体制そのものの見直しです。

山栄工業様の事例で、情報発信が止まりがちだった状態から毎月のミーティングで更新が定着した状態への変化を示す比較イラスト

事例紹介や製造技術の紹介、よくある質問への回答をブログで定期的に更新し、月に1回のミーティングで課題や改善点を「宿題」として次月に引き継ぐ仕組みを取り入れました。社長の山岸隼也氏は「ちょっと油断すると絶対に情報発信を止めてしまう」と振り返っています。

この事例について

株式会社山栄工業様のインタビューは、当社サイトの「お客様の声」ページでも別途ご紹介しています。あわせてご覧ください。

継続的な発信を続けた結果、見積依頼の問い合わせや電話、地元業者からの来社という反響が生まれています。社員の間でもホームページの重要性への理解が広がり、採用情報の充実にも積極的に協力するようになりました。

山栄工業様が特別なマーケティング施策を行ったわけではない点に注目してください。「事例紹介」「製造技術の紹介」「よくある質問」という、どの企業でも用意できる素材を、止めずに続ける仕組みを整えたことが結果につながりました。続ける仕組みづくりが先。中身の工夫は、後から磨いていけばよいものです。多くの中小企業にとって、再現しやすいポイントだと感じています。

今日からできる、ホームページ活用の第一歩

4つの共通点と実例を踏まえ、実際に何から始めればよいのでしょうか。私たちが伴走支援の中でお伝えしている、無理のない3つのステップを紹介します。

STEP
目的を1つだけ言葉にする

「新規のお客様からの問い合わせを増やしたい」「採用につなげたい」など、目的は1つで構いません。まずは社内で言葉にできる状態を作ってください。目的があいまいなままでは、更新すべき内容も定まりません。

STEP
1日5分のセルフチェックを試す

ユーザーとして自社のホームページを開き、実際に触ってみてください。情報が古いままのページ、分かりにくいメニュー、動きの鈍いフォームなど、気づく点があるはずです。完璧を目指さず、気づいたことをメモするところから始めれば十分です。

STEP
月に1回、活用と向き合う時間を確保する

山栄工業様の事例のように、月1回で構わないので、状況を振り返り、次の1か月で取り組むことを決める時間をつくってください。

状況を把握する際は、Google Search Console公式ヘルプで説明されている検索パフォーマンスレポートも参考になります。クリック数や表示回数、検索クエリを見るだけでも、次に何を更新すべきかのヒントになります。

3つのステップに共通するのは、いずれも大がかりな作業ではないという点です。完璧な計画を立ててから動くのではなく、小さく始めて続けることが、結果として活用の定着につながります。

自社だけで続けるのが難しいときは

ここまで紹介したステップは、社内に時間の余裕があれば、自社だけで取り組むことも十分可能です。ただ、「分かってはいるけれど、後回しになってしまう」という声も、実際には少なくありません。

私たちちらし屋ドットコムでは、毎月の伴走支援を通じて、ホームページの状況把握から更新の実行まで一緒に取り組んでいます。ホームページの更新作業そのものにお困りの場合や、集客につながらない原因を詳しく知りたい場合は、文末の「あわせて読みたい」で紹介している記事もご覧ください。

伴走支援と聞くと大がかりな契約に思われるかもしれませんが、実際には月1回、状況を一緒に確認するところからのシンプルな積み重ねです。今のホームページの状態をそのまま見せていただくところから始めています。

私自身、複数の企業様の伴走支援に携わる中で感じるのは、活用が続かない理由の多くが「やる気」や「センス」の問題ではなく、単純に手が回らないという事情だということです。外部の目を入れることで、自社だけでは気づけなかった改善点が見えてくるケースは珍しくありません。1人で抱え込まず、まずは現状を一緒に確認するところから始めてみませんか。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。

よくある質問

ホームページを活用するには、リニューアルが必要ですか?

必ずしも必要ではありません。今回紹介した4つの共通点は、既存のホームページのままでも取り組める内容です。まずは今のホームページを活かせないか確認するところから始めてください。

何を更新すればよいか分からない場合、どこから手をつければよいですか?

お知らせの追加や事例の紹介、よくある質問への回答など、負担の軽いテーマから1つだけ選んでみてください。山栄工業様の事例でも、特別なテーマではなく身近な素材の更新から始めています。

更新する時間がなかなか取れません。それでも活用できるようになりますか?

なります。月1回、30分程度の振り返りから始めるだけでも、放置している状態とは大きく変わります。1日5分のセルフチェックを試すところから着手してください。

広告を出しているのですが、それだけでは活用できていないのでしょうか?

広告の出稿自体は有効な手段です。ただ、受け皿となる商品ページやランディングページの改善をあわせて行わないと、反響にはつながりにくくなります。広告と改善をセットで考えてみてください。

伴走支援では、具体的に何をしてもらえますか?

月1回の定期ミーティングで現状を確認し、次月に取り組む更新内容を一緒に決め、実行まで並走します。山栄工業様の事例のように、社内に活用のリズムができるまでサポートします。

効果が出るまでどれくらいかかりますか?

業種や現状によって異なります。まずは今の状況を確認した上で、無理のないペースをご提案します。焦って施策を詰め込むより、続けられるペースを優先してください。

担当者が1人しかいなくても活用を続けられますか?

続けられます。山栄工業様のケースでも、最初から社内全体を巻き込めていたわけではありません。まずは1人が月1回向き合う時間をつくることから始まり、徐々に社内の理解が広がっていきました。

あわせて読みたい

まとめ

ホームページを活用できている企業に共通するのは、特別なノウハウではなく、具体的な動機を持ち続け、小さな更新をコツコツ積み重ね、自分の目で状況を確かめる姿勢です。

目的を1つ言葉にする、1日5分のセルフチェックを試す、月1回活用と向き合う時間をつくる。この記事で紹介した3つのステップは、どれも今日から着手できる内容です。すべてを一度に整える必要はありません。

私たちは、山栄工業様のように続けられる仕組みさえ整えば、ホームページは着実に活用の幅が広がっていくと考えています。自社だけで続けるのが難しいと感じたら、お気軽にご相談ください。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


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ちらし屋ドットコムWEB事業部

ちらし屋ドットコムWEB事業部は「できないをできるに」というコンセプトを掲げ、ホームページやSNSの活用ができない企業やお店が、継続的にWEB活用ができるようにサポートしています。