Googleビジネスプロフィールの使い方とは?よくあるつまずきポイントと対処法を解説

「Googleで自社の店名を検索したら、何年も前の営業時間が表示されていた」。私たちのもとには、こうしたご相談が時々届きます。Googleビジネスプロフィールは無料で使える集客ツールですが、「そもそも触り方が分からない」という声も少なくありません。
この記事では、Googleビジネスプロフィールの基本的な使い方を、公式ヘルプの手順に沿って整理します。あわせて、私たちが伴走支援の現場で実際に受けてきた質問やつまずきポイントも紹介します。
中でも印象に残っているのが、オーナー権限にまつわるトラブルです。「誰が管理しているのか分からなくなっている」というご相談も、実際に寄せられています。
私自身、複数の企業様の支援に携わる中で、この権限トラブルに何度も遭遇してきました。まずは基本の使い方から順番に見ていきましょう。
これから初めて登録する方はもちろん、「昔誰かが登録した気はするが、今どうなっているか分からない」という方にも参考にしていただける内容です。
Googleビジネスプロフィールとは?「Googleマイビジネス」との違い
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップに表示される自社の情報を、無料で管理できるGoogle公式のサービスです。住所や営業時間、電話番号といった基本情報のほか、写真やお知らせの投稿、クチコミへの返信などをオーナー自身で管理できます。
もともとは「Googleマイビジネス」という名称でしたが、2021年に「Googleビジネスプロフィール」へと名称が変更されました。翌2022年7月には専用のスマートフォンアプリの提供も終了し、現在はGoogle検索やGoogleマップの画面から直接、情報を編集する形に変わっています。
名称やアプリの有無は変わっても、役割は変わりません。実店舗を構える会社にとって、Googleビジネスプロフィールは来店や問い合わせにつながる入り口の一つになっています。まずは基本の使い方を押さえておきましょう。
使い方の基本:登録からオーナー確認までの流れ
Googleビジネスプロフィールを使い始めるには、大きく3つのステップがあります。すでに自社の情報がGoogleマップ上に表示されている場合と、まだ登録されていない場合で、手順が少し異なります。
会社用のGoogleアカウントを用意します。すでに担当者個人のアカウントで管理している場合、退職時に管理が引き継げなくなる原因になるため、できるだけ会社として管理できるアカウントに統一しておいてください。
Google検索やGoogleマップで社名を検索し、店舗情報がすでに表示されているかを確認します。表示されている場合は、その情報の「オーナー確認」がまだ済んでいない可能性があります。
Google公式のスタートガイドに沿って、ビジネス名・所在地・連絡先などの基本情報を入力します。入力後は電話や郵送などの方法でオーナー確認を行うことで、実際に情報を編集できるようになります。
登録後にできる主な使い方
オーナー確認が完了すると、次のようなことができるようになります。まずは全体像をつかんでおきましょう。
- 基本情報の充実:住所・営業時間・電話番号・ウェブサイトなどを正確に保つ
- 写真・動画の追加:店内や商品、サービス中の様子を伝える
- 投稿でお知らせを発信:セールやイベント、ブログ更新などを共有する
- クチコミへの返信:良い評価にも悪い評価にも丁寧に対応する
- インサイトで反応を分析:どんな検索でユーザーに見つけてもらえているかを把握する
特に「投稿」機能は、お知らせ・イベント・特典・商品紹介など、いくつかの種類を使い分けられます。ホームページの更新が難しい時期でも、投稿だけなら数分で発信できるという点で、日々の情報発信の入り口として活用しやすい機能です。
「インサイト」では、ユーザーがどんな検索語句で自社の情報にたどり着いたか、電話や経路検索といった行動にどれだけつながっているかを確認できます。ホームページのアクセス解析と同じように、次に何を発信すべきかのヒントになります。
店内写真の種類やクチコミへの返信方法については、当ブログの基本情報・写真の登録とクチコミ対応の記事・投稿・属性の活用と競合分析の記事でも具体的に紹介しています。あわせてご覧ください。
実務でよくあるつまずきポイント:オーナー権限トラブル
ここからは、私たちが伴走支援の現場で実際にご相談を受けてきた内容です。Googleビジネスプロフィールの操作そのものより、「そもそも誰が管理しているか分からない」という権限まわりのつまずきです。
代表的なパターンを整理すると、次の3つに分けられます。
- 過去に依頼した制作会社や代理店がオーナー権限を持ったまま、その後連絡が取れなくなっている
- Googleストリートビューの撮影・アップロードの営業を装って訪問した業者に、管理権限を持たれてしまっている
- 整備したいと思ってはいるものの、そもそもの操作方法が分からず着手できていない
特に2つ目のストリートビュー撮影を装った営業は、実際にご相談いただいた事例の中にありました。撮影や店舗情報のアップロードを持ちかけられ、そのまま管理権限を渡してしまい、後になって連絡が取れなくなったというケースです。心当たりのある方は、一度オーナー権限の所在を確認しておいてください。

私たちが支援に入るときは、いきなり設定の変更から始めることはしません。まず「今、どのアカウントがオーナー権限を持っているか」を確認するところからスタートします。権限の所在がはっきりしないまま作業を進めても、後々トラブルの原因になるためです。
確認の方法はシンプルです。Google検索やGoogleマップで自社の店名を検索し、表示されたナレッジパネル内に「ビジネスオーナーですか?」というリンクが出てくれば、まだ誰もオーナー確認を済ませていない可能性があります。すでに確認済みの場合は、この表示が出ないため、次に紹介するリクエスト手続きに進みます。
オーナー権限が分からない・取り戻せないときの対処法
自社が本来のビジネスオーナーであるにもかかわらず、他のユーザーがオーナー権限を持っている場合は、Google公式の手続きに沿って権限をリクエストできます。
business.google.com/addにアクセスし、対象のビジネスを検索して「アクセス権限をリクエスト」を選択します。詳しい手順はGoogle公式ヘルプで確認できます。
申請が届くと、現在のオーナーには3日以内に返信することが求められます。連絡が取れる相手であれば、この段階で権限を譲渡してもらえるケースが多いです。
3日が経過しても返信がない場合は、自社がオーナーとして申請できる場合があります。拒否された場合も、プロフィール情報の編集を提案したり、決定に対する再審査を請求したりする道が用意されています。
なお、Google公式ヘルプによると、オーナーと管理者はできることがほぼ同じですが、ユーザーの追加・削除やプロフィールの削除は、オーナーだけができる操作とされています。誰をオーナーにしておくかは、退職や契約終了の際に困らないよう、社内で意識しておきたい点です。
自社だけで対応が難しいときは
ここまで紹介した内容は、社内に詳しい担当者がいれば、自社だけで進めることも十分可能です。ただ、権限トラブルのように「誰に相談すればいいのか分からない」状態になってしまうと、一人で解決するのは簡単ではありません。
私たちちらし屋ドットコムでは、毎月の伴走支援の中で、Googleビジネスプロフィールの状況確認から権限整理、日々の投稿・クチコミ対応まで一緒に取り組んでいます。オーナー権限が分からなくなっている状態から一緒に調べるところからでも構いません。
ホームページの更新にあわせてGoogleビジネスプロフィールも整えたいという場合は、文末の「あわせて読みたい」で紹介している記事もご覧ください。ホームページとGoogleビジネスプロフィールは別々の管理画面ですが、発信する情報の内容は揃えておいた方が、訪れたユーザーに違和感を与えずに済みます。
私自身、オーナー確認の状態から一緒に調べ始めたご相談を見てきましたが、現状を整理するだけで前に進めるケースもあります。特別な準備はいりません。今の状態を一緒に確認するところからで十分です。
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よくある質問
あわせて読みたい


まとめ
Googleビジネスプロフィールは無料で使える集客の入り口ですが、操作そのものより、「誰がオーナー権限を持っているか分からない」という状態でつまずくケースが少なくありません。
まずは自社の情報が誰の権限で管理されているかを確認し、分からない場合は公式のアクセス権限リクエストから進めてみてください。基本情報の充実や投稿・クチコミ対応は、その後で十分間に合います。
権限の所在から分からなくなってしまった場合や、日々の運用まで手が回らない場合は、私たちの伴走支援もお気軽にご相談ください。
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