最近、「昭和」というと、なにかと時代遅れを表すワードとして使われることが多いですね。そんな風潮に複雑な思いを感じていたり、「自分は違う」とあらがっている昭和生まれの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

年齢を重ねたり、経験を積むことが悪いことだとは思いませんが、アップデートされていない従来の考えを強要して、偉そうに「喝!」してしまうと、時代遅れを通り越して「老害」扱いされてしまいます。

時代は「令和」です。「令和おじさん」と呼ばれた菅官房長官はその後総理大臣となり、さらにまた新しい首相に代わろうとしています。昭和の頃とは比べものにならないスピードで時は流れています。

今は「令和3年」、昭和に換算すると「昭和96年」です。同じ今を生きる私たちですが、自分の会社あるいは自分自身が「令和3年」にふさわしい会社なのか、はたまた過去を引きずった「昭和96年」に留まっているのか。今一度考え、しっかり見極めて、未来に向けての行動を選択していきたいものです。

デジタル後進国ニッポンの象徴でもあった官公庁もデジタル庁の発足によって変わろうとしています。

デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDXを大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成に作り上げることを目指します。

このようなことなので、もうお役所に倣ってアナログを正当化することはできません。コロナがデジタル化を促進させたとも言われていますが、もはやコロナも外部要因も関係なく、自分自身が変わる意識で真剣にデジタル化・IT化を進めていくことが必要だと感じています。