kintoneを使いはじめるとき、多くの場合は基本機能でできる範囲でアプリを作ると思います。システム会社に頼らず、自分たちだけでアプリを開発できることはkintoneの大きな魅力です。また、試行錯誤しながらアプリを活用していていく際に、状況に応じてアプリを改修していける柔軟性もkintoneの強みです。

そして、kintoneに慣れてくると、いろいろな可能性を感じてきます。さまざまな会社の課題に対してkntoneを活用するアイデアがどんどん出てくるよになります。ところが同時に、kintoneの基本機能だけでは物足りなくなったり、アイデアを実現できなくなってくることもあるでしょう。

kintoneアプリでの業務改善をもう一歩進めたいときにはプラグイン。

一歩進んだアイデアを実現するために、システム会社にカスタマイズを依頼してより高度なkintoneアプリをつくることもできますが、その前に、豊富なkintoneプラグインの活用を検討してみる手もあります。プラグインには無料でインストールできるお手軽なものもありますが、有料のプラグインを視野に入れると一気に幅が拡がります。

有料のプラグインを導入する際のハードルになるのが料金です。小規模の会社で少人数でkintoneを使っている場合だと、kintoneそのものよりもプラグインの月額利用料の方が高くなることもあります。そうなると、本来の費用対効果とは官営なく心理的なハードルが上がってしまい、導入を認められないケースもあるようです。

実際に上司や経営者にプラグインの導入を相談したところ、「安価なkintoneを使う意味がなくなる」などと言われてしまった担当者の方もいらっしゃると思います。でも、導入の目的が明確で費用対効果が高いと確信が持てれば、あきらめずに提案し続けてください。これも、kintone導入時や社員への定着の過程で味わう苦労と同じで、多くの担当者が通る道なので、モヤモヤした気持ちのまま業務改善を停滞させるより、あの手この手で導入を促して、より会社のためになるkintoneアプリが構築できるように頑張ってください。

言葉や文字では理解が得られにくい場合、下の例のように、プラグイン提供会社の資料を活用するのも一つの手です。

また、kintoneのユーザーイベントやコミュニティで、同じ悩みを持っていた方々に上司の説得方法を相談してみるのもいいと思います。ぜひ、利便性が一気に高まる有料プラグインの導入を勝ち取ってください!