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広報のナベです。

kintoneアソシエイトという言葉をご存じでしょうか?
これはサイボウス公認のkintone CERTIFIED(キントーン認定資格試験)のひとつです。

kintoneにハマった方の中には「もっとkintoneを活用して業務を効率化させたい」「kintoneをカスタマイズしたい」という方がいらっしゃいます。

これらの認定資格を取得すれば、kintoneをより深く学ぶことができ、社内業務の見直し・効率化をさらに推進することができるかもしれません。

今回は「kintoneアソシエイト」をはじめとした、様々な認定資格についてご紹介します。

認定資格の種類

資格は専門分野やスキルのレベルによって、下記の6種類に分かれています。

  • kintoneアソシエイト
  • アプリデザインスペシャリスト
  • カイゼンマネジメントエキスパート
  • カスタマイズスペシャリスト
  • システムデザインエキスパート
  • ビジネスソリューションアーキテクト

はじめにkintoneアソシエイトを取得し、その後、専門分野やスキルのレベルに合わせて取得する資格を選ぶことができます。

最終的には「ビジネスソリューションアーキテクト」の資格を取得できます。

△資格取得のフロー

kintoneアソシエイト

「kintoneアソシエイト」は、kintoneの機能および設定方法に関する体系的な知識を持ち、kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明する資格です。

アプリやスペースといったkintoneの基本的な機能から設定に関する知識、ケーススタディに合わせたkintoneの活用方法を学びたい方にオススメです。

はじめに取得することができる認定資格で、kintoneを活用する際に役立つ基本的な知識を学ぶことができます。

アプリデザインスペシャリスト

「アプリデザインスペシャリスト」は、業務改善が必要とされる実践的なシナリオに対して、kintoneの機能を適切に選択し構築できるスキルがあることを証明する資格です。

業務の状況に合わせて、kintoneアプリの設計・構築を行い、アプリの変更やアクセス権の設定など、kintoneの構築から運用保守まで全般的な知識が必要とされます。

kintoneアソシエイトで学んだ基本的な知識を業務改善の場で活かすための実践的な資格となっています。

カイゼンマネジメントエキスパート

「カイゼンマネジメントエキスパート」は、チームの課題を解決するため、継続的に業務改善を推進できるスキルがあることを証明する資格です。

「アプリデザインスペシャリスト」として持ち合わせたkintoneの構築・運用スキルに加え、組織・チームで取り組む業務改善において、中心的な役割を担うスキルが必要とされます。

チーム内での目的設定や継続的な業務改善の企画にはじまり、既存のシステムや運用方法にとらわれることなく、kintoneを効果的な業務改善システムとして社内に定着させることができるハイレベルな資格となっています。

当然ですが、実際にkitoneを活用して業務改善に取り組んだ経験と成果につなげた実績が必要とされます。

なお、試験は1次試験(小論文・業務改善実績の登録)と最終試験の2回となっています。

カスタマイズスペシャリスト

「カスタマイズスペシャリスト」は、kintone API、User API、cybozu.comの仕様や設定について基本的な知識を持ち、プログラミングを用いたkintone開発のスキルがあることを証明する資格です。

APIやプラグインを活用してkintoneをカスタマイズしたい方、kintoneのプラグインを開発したい方にオススメです。

kintoneの機能だけでなく、プログラミングやAPIを活用した外部連携に関する知識が持った方がチャレンジする資格です。

システムデザインエキスパート

「システムデザインエキスパート」は、kintoneを使った業務改善プロジェクトを推進できるスキルがあることを証明する資格です。

カスタマイズスペシャリストとしての知識に加えて、業務改善プロジェクトの企画、システムの安全性、トラブル対応、現場リーダーへの適切なアドバイスなど、重要な役割を果たすことができるスキルが必要とされます。

ビジネスソリューションアーキテクト

「ビジネスソリューションアーキテクト」は、kintone構築プロジェクトおよびkintone継続的業務改善において、一定の実績を重ねていることを証明する資格です。

アプリやスペースといったkintoneの特性を理解し、応用的な業務改善からシステムやカスタマイズの知識とスキル・保守やトラブル対応など総合的なスキルが試されます。

まだ資格の詳細は公開されていませんが、現時点では一番難易度が高い認定資格のように見受けられます。

試験の受講方法

受講にはテストセンターとオンラインの2種類を選択できます。

普段と異なる環境で集中したい方はテストセンターで、テストセンターまで足を運べない方はオンラインで受講しましょう。

現在はコロナウイルスの影響もあり、オンライン受講がメインとなっています。

試験の対策方法

取得する資格に合わせてサイボウズ公式からさまざまなコンテンツが紹介されています。
冊子やテキストはサイボウズ商店でも販売しています。

kintoneアソシエイト試験対策

はじめに取得するkintoneアソシエイトでは冊子や動画、練習問題やガイドブックなど、基本的な知識を幅広く学習できるように、多くのコンテンツが展開されています。

△kintoneアソシエイト対策テキスト

スペシャリスト試験対策

アプリデザインスペシャリストとカスタマイズスペシャリストでもkintoneアソシエイトと同様に冊子や動画が用意されています。

また、試験対策の資料として、kintoneを活用している実際の企業やコミュニティの事例を参考に勉強できます。

アプリデザインスペシャリストでは実際の導入事例やkintone hiveを参考に、カスタマイズスペシャリストではcybozu developer networkを参考にできます。

△業務改善NOTE(アプリデザインスペシャリスト対策)

エキスパート試験対策

カイゼンマネジメントエキスパートとシステムデザインエキスパートの対策試験では、kintoneSIGNPOSTをメインに勉強します。

kintoneを活用したビジネススキルや開発スキルの一歩先である、チーム全体の継続的な業務改善を主体とした勉強が中心です。

kintoneの使い方というよりは、kintoneを活用した効率的に運用・改善の”考え方”を学べるコンテンツです。

△kintone SIGNPOST

目指すは資格は人それぞれ。でも「kintone大好き」が前提です。

kintoneの活用を始めたばかりの人、kintoneを業務改善システムとして運用中の人、kintoneの導入支援をサポートする人、kintoneの開発・カスタマイズを得意とする人など、kintoneとの関わり方・立場は人それぞれです。

認定資格を取得することで、kintoneを活用した業務改善を推進できる知識とスキルを身につけることができます。

ただし、「資格の取得」にこだわりすぎてしまうことで「kintoneを活用した業務改善」を楽しむことを忘れないようにしたいものです。

いつまでも「kintoneが大好き」という気持ちを維持して、業務改善に取り組んでいきたいですね。

認定資格の公式サイトには資格を取得した人の声や、サンプル問題も紹介されています。関心のある方はぜひ一度チェックしてみてください。