一般の人にとってITやシステムは難しいイメージがあると思います。情報システム部のような専門部署がない小さな会社で業務のシステム化が進まないのは、こうした専門性の壁があることも要因でしょう。

ですから、インターネット黎明期に「若いから」とか「パソコンに詳しいから」などの理由だけで若者が会社のホームページ担当にさせられたのと同じように、今の時代、合理的な理由もなく業務システムやクラウドの担当に指名されて頭を抱えている人もいるかもしれません。

システムは難しい。でも、kintoneは楽しい。

便利な業務改善プラットフォームとして広まりつつあったkintoneですが、コロナ禍において素早く柔軟にシステムを構築できるツールとして一気に認知を広めました。爆発的な拡がりにはSNSの影響が大きいと思いますが、日々なんとなくTwitterを見ている中でおもしろいことに気づきました。

それは、kintoneに関する呟きに「楽しい」というワードがよく使われるということです。kintoneはオンラインゲームでもなければ、InstagramやTikTokのようなツールでもありません。どちらかと言えば、一般の人には難しいイメージのあるデーターベースやシステム関連のツールです。それなのに「楽しい」と言っているのです。

その理由は、kintoneでアプリを構築して実際に運用している人なら共感できると思います。それは、従来のシステムとは違ってドラッグ&ドロップで誰でも開発できるとか、柔軟性が高いなどということもありますが、なによりその特性によって、実際に業務改善が進むからでしょう。

業務改善は一朝一夕では実現しません。ですから、システム会社に依存した一発勝負の業務システムでは困難です。その点、kintoneを使って自分のアイデアでアプリを構築し、運用・改善を繰り返しながら業務改善を進めていけることは、業務改善自体の成果につながります。

つまり、「kintone 楽しい」の本質は「自分の仕事の成果を実感できるから楽しい。それができるのはkintoneがあるから」ということなのではないでしょうか。そして、Twitterを見ると、そういう人がたくさん生まれているのが今の現状なんだろうと思います。ぜひ、kintoneを活用して会社の業務改善を楽しんでください。そのうち、あなたも同じ喜びを味わって、「kintone 楽しい」とツイートしているかも知れませんね。