Xにビジネスアカウントはある?個人アカウントとの違いと中小企業の始め方

「通常のアカウントとビジネスアカウントって、何が違うんですか?」。私たちは伴走支援のご相談の中で、Xについてこう聞かれることがあります。
この記事では、Xの「ビジネスアカウント」という言葉が実際に指しているものと、中小企業がまず設定しておきたい機能を、実際のご相談内容を交えて解説します。「できること」「メリット・デメリット」「中小企業にはどちらが必要か」という順番で見ていきます。
InstagramやFacebookには、個人用とビジネス用でアカウントの種類を切り替える仕組みがあります。以前ご紹介したInstagramの切り替え方法もその1つです。そのため、Xにも同じような仕組みがあると考えて自然です。
実は「ビジネスアカウント」という専用の種類はありません
X公式のビジネス向けサポートページでは、「Xのビジネスアカウントと、通常の個人用アカウントは同じものです」とはっきり説明されています。InstagramやFacebookのように、個人用とビジネス用でアカウントの種類そのものが分かれているわけではありません。
「ビジネスアカウント」という言葉で語られているのは、多くの場合、次の2つのどちらかを指しています。1つは、通常のアカウントをそのまま会社の発信用として使うこと。もう1つは、これから解説する「プロアカウント」という無料機能を有効にすることです。
中小企業がまず設定したい「プロアカウント」とは
X公式のプロアカウントポリシーによると、プロアカウントに切り替えると「プロフェッショナルプロフィール」を作成でき、ビジネスやクリエイターとしての立場を示せるようになります。

| できること | 内容 |
|---|---|
| カテゴリの表示 | 業種・活動内容に近いカテゴリをプロフィールに表示できる(表示・非表示は選択可能) |
| 連絡先ボタンの設置 | プロフィールに問い合わせ用の連絡先ボタンを追加できる |
| プロフィールスポットライト | 通常のプロフィールに加えて、事業内容を伝える情報を追加表示できる |
| 簡単な広告出稿 | 投稿を手早く宣伝する機能を利用できる |
プロアカウントへの切り替えは無料です。設定の際、「Creator(クリエイター)」と「Business(ビジネス)」のどちらかを選びます。自社の商品・サービスを扱う企業アカウントであれば、Businessを選んでおくのが基本です。
カテゴリは約1,000種類ほど用意されており、業種や活動内容に近いものを選びます。プロフィールに表示するかどうかは選べるので、事業をはっきり打ち出したい場合は表示、あくまで個人の延長のような柔らかい雰囲気を保ちたい場合は非表示、という使い分けもできます。
よくある誤解:「Xプロ」とプロアカウントは別物です
紛らわしいのですが、「X Pro」という名前のツールも別に存在します。こちらは旧TweetDeckの後継で、複数のタイムラインを並べて表示できる、投稿の分析・管理に長けた上級者向けのツールです。
ここまで解説してきた「プロアカウント(プロフェッショナルアカウント)」とはまったくの別物です。名前が似ているため混同しやすいポイントとして、覚えておいてください。
- プロアカウント(プロフェッショナルアカウント):無料。プロフィールにカテゴリ・連絡先ボタンを表示するための機能
- X Pro(旧TweetDeck):複数のタイムラインを並べて閲覧・投稿管理できる上級者向けツール
- X Premium(旧Twitter Blue):認証バッジ等が付く有料サブスクリプションプラン
似た名前の機能が3つも並ぶと混乱しがちですが、中小企業がまず検討すべきなのは1つ目の「プロアカウント」だけです。残り2つは、発信に慣れてきてから検討しても遅くありません。
中小企業にはどちらが必要か
「これから始めるなら、どちらが適切か」というご質問もよくいただきます。結論から言うと、まずは通常のアカウントのまま情報発信を始めていただいて構いません。プロアカウントは、発信を続ける中で「連絡先ボタンを付けたい」「カテゴリを表示して事業内容を伝えたい」と感じたタイミングで切り替えれば十分です。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 通常のアカウントのまま | すぐに始められる、設定の手間がない | 連絡先ボタン等のビジネス向け表示は使えない |
| プロアカウントに切り替える | カテゴリ・連絡先ボタン等で事業内容が伝わりやすい | 設定にひと手間かかる(費用はかからない) |
デメリットといっても、プロアカウントへの切り替えで失うものはほとんどありません。「今すぐ完璧に整える」より、「まずは発信を始めてみて、必要になったら整える」という順番で考えていただいて大丈夫です。
特に、まだ社内で発信の担当・頻度が固まっていない段階では、アカウントの見た目を整えることより、まず投稿を続けられる体制を作ることの方が優先度が高いといえます。プロアカウントへの切り替えは、後からいつでもできる作業です。
X Premium(旧Twitter Blue)のような認証バッジ付きの有料プランと、ここで紹介したプロアカウントは別の仕組みです。プロアカウントの基本機能は無料で使えるので、まずは無料の範囲で試してみてください。
プロアカウントへの切り替え方法
アプリまたはブラウザでXにログインし、プロフィール編集の画面を開きます。メニューの表示は更新されることがあるため、見当たらない場合は「プロフェッショナル」「プロアカウント」といった名称で設定項目を探してみてください。
「Creator」または「Business」のいずれかを選択します。自社の商品・サービスを扱う企業アカウントであれば「Business」を選んでください。
業種に近いカテゴリを選び、必要に応じて連絡先ボタンを設定します。カテゴリの表示・非表示は後から変更できます。
プロフィール画像・ヘッダー画像・自己紹介文が、事業の内容と合っているかもあわせて確認してください。プロアカウントの機能だけでなく、プロフィール全体の印象が信頼感につながります。
判断に迷ったら
ここまで基本的な仕組みを解説しましたが、「自社にとってどこまで設定すべきか分からない」という段階でも問題ありません。
私たちちらし屋ドットコムでは、Xを含めたSNS発信について、自社に合った始め方から一緒に考えています。まずは現状を見せていただくところからご相談ください。
「そもそもXを使うべきかどうかも分からない」という段階でも遠慮はいりません。自社の商材・お客様層に合ったSNSの選び方から、一緒に整理していきます。
WEB活用アドバイザーが、
「WEBのお困りごと」の相談にのります

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
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自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。
よくある質問
まとめ
Xには、個人用とビジネス用でアカウントの種類が分かれる仕組みはありません。「ビジネスアカウント」と呼ばれているものの多くは、無料の「プロアカウント」機能を指しています。
プロアカウントに切り替えると、カテゴリ表示や連絡先ボタンといった、事業内容を伝えやすくする機能が使えるようになります。「X Pro」や「X Premium」といった似た名前の機能もありますが、中小企業がまず検討すべきなのはプロアカウントだけです。
まずは通常のアカウントで発信を始め、必要を感じたタイミングでプロアカウントに切り替える、という順番で問題ありません。判断に迷ったら、お気軽にご相談ください。
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