kintoneをひと言で表現するとキントーンWebサイトのタイトルにもなっているように「業務改善プラットフォーム」です。

業務改善に向けてつくるアプリといえば、例えば「顧客管理」や「プロジェクト管理」、「生産管理」や「案件管理」などが浮かぶと思います。実際に、そうした管理系のアプリは多いですし、業務改善にとても役立ちます。

ただ、勘違いしてはいけないのがそのアプローチです。業務を改善するために何を強化するのか。徹底的に社内の情報を管理する、社員の行動を管理するという思考でkintoneを運用してしまうと、社内の理解や協力が得られず期待した成果が出にくくなってしまいます。

ポイントは「管理強化」ではなく「チームワーク強化」であること。

社内でバラバラに存在していた情報をkintoneで一元管理することに違いはないのですが、それは個々人が持っていたデータを社内の誰もが活用できるようにすることが狙いです。みなで情報を共有し活かす。それはまさに「チームワークの強化」と言えます。情報を管理することが目的ではなく、その先にある業務を個人戦からチームでの取り組みに変えることが重要です。

クラウド、IT、システム、データ…このようなイメージから勘違いしてしまいがちですが、kintoneは「業務改善プラットフォーム」の言葉通り、業務改善に役立ててナンボのツールです。ヒトの力を活かし、チームワークを活かして楽しく仕事をするためにkintoneを活用していきたいですね。