Googleビジネスプロフィールへの投稿を、毎回手作業でひとつずつ行うのは正直手間がかかります。ブログを更新するたびに同じ内容をコピーして貼り直す作業を、自動化できないかと考えたのがきっかけでした。
調べてみると、Google Business Profile APIというものがあり、無料で使えると分かりました。ただし実際に申請してみると、2回続けて即日却下されました。この記事では、私たちが実際に経験した申請の流れと、却下の原因を調べて分かったことをそのまま共有します。
Googleビジネスプロフィール APIとは
Google公式ヘルプによると、Business Profile APIは投稿の作成・更新、口コミへの返信、営業時間の変更などをプログラムから操作できる仕組みです。利用料金はかかりませんが、
公式ヘルプには「大規模で技術に精通した企業やサードパーティ向けに設計されています」との記載があり、チェーン店や代理店の利用を主に想定していることがうかがえます。
申請の流れ
申請自体は、Googleビジネスプロフィールのヘルプページにある専用フォームから行います。

まず対象のビジネスプロフィールを選択します。ここで一点気づいたのが、

選択画面にプロフィールが確認済みで60日以上アクティブである必要があるという注記があったことです。この時点では「すでに何年も運用しているプロフィールだから問題ないだろう」と考え、深く気にしていませんでした。
続いて、Google Cloudのプロジェクト番号、会社のウェブサイト、このフォームを知ったきっかけ、アクセスを希望する理由を入力します。

1回目の申請「応答なし」、そして再申請でまさかの即日却下
2026年8月23日、既存のGoogle Cloudプロジェクトを使って初回の申請を提出しました。画面には審査目安として7〜10営業日と表示されていましたが、その後1ヶ月近く経っても連絡はありませんでした。
そこで2026年9月18日、同じ内容で再申請してみたところ、翌日を待たず即日で却下の返答が届きました。
理由の詳細は書かれていません。何が「条件を満たしていない」のか、自分たちで調べる必要がありました。
原因調査で見えた「ドメイン一致」の重要性
Business Profile APIの公式FAQを読み直すと、次のような記載がありました。
ここで思い当たったのが、申請時に使っていた連絡先メールアドレス(chirashiya.co.jpドメイン)と、申請サイトとして記入したウェブサイト(chirashiya.comドメイン)が一致していなかったことです。弊社は法人ドメインとメディアサイトのドメインが異なるため、この不一致が却下の一因になった可能性があると考えました。
そこで、chirashiya.comドメインのアカウントを新たにGoogleビジネスプロフィールのオーナーに追加したうえで、再度申請することにしました。
オーナーを付け替えて再申請するも、また即日却下
ドメインを揃えて申請を進めると、今度は見慣れない設問が表示されました。


このリクエストに関連付けられているGoogleビジネスプロフィールは、オーナー確認が60日以上前に完了していますかという設問です。今回新たに追加したオーナーのオーナー確認は、その日に済ませたばかりでした。正直に「いいえ」を選んで送信したところ、

またしても即日で却下されました。表示された文言は1回目とまったく同じ「必要な条件を満たしていない」というものでした。
却下の本当の原因は「60日ルール」だった可能性が高い
ここで断っておきたいのですが、Googleは却下の具体的な理由を公表していません。そのため以下は、私たちが確認できた事実からの推測であることを前提に読んでください。
2回目の申請直前に表示された「オーナー確認が60日以上前に完了しているか」という設問は、少なくともGoogle自身がこの条件を審査に使っていることを示す一次情報だといえます。そして私たちは、この設問に「いいえ」と正直に答えた直後に却下されました。
同じ状況を報告している開発者の記事も見つかりました。オーナー確認が完了したその日のうちに申請したところ、翌日に却下の連絡が届いたという内容です。
(参考: Zenn「Googleビジネスプロフィール APIに申請したら翌日却下された話」)
また、Google Business Profile APIの申請支援を行っている企業のブログでも、オーナー確認から60日以上アクティブな状態が前提条件として紹介されていました。
(参考: note「Google Business Profile API申請承認:実運用までの準備」)
いずれも公式ドキュメントには明記されていない情報ですが、実際に申請したからこそ見えてきた条件だと考えています。
申請前に確認しておきたい5つのポイント
私たちの実体験と、公式ドキュメント・第三者の報告を踏まえると、事前に確認しておきたいポイントは次の5つです。
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| オーナー確認から60日以上経過しているか | 申請に使うアカウントがオーナーとして確認されてから60日以上経っているか(推定条件) |
| メールドメインとサイトのドメインが一致しているか | 申請の連絡先メールと、申請サイトとして記入する会社ウェブサイトが同じドメインか |
| プライバシーポリシー・利用規約が公開されているか | 会社ウェブサイトにこの2つのページが用意されているか |
| Google Cloudプロジェクトが用意できているか | プロジェクト番号を控え、許可リストに登録できる状態にしておく |
| 用途を自社のみに絞って説明できているか | 最初の申請では、複数拠点や他社向けではなく自社のみの利用に絞ると通りやすいとされている |
この5点は、あくまで審査を通りやすくするための一般的な備えとして紹介しています。実際にどこまで厳密に見られているかは、この後の顛末を読んでいただくと分かります。
追記:まさかの結末、最初の申請が承認されていました
この記事を公開した数日後の2026年9月21日、Googleから1通のメールが届きました。
よく確認すると、これは2回の即日却下とは別の申請、つまり2026年8月23日に提出した最初の申請に対する回答でした。応答がないまま1ヶ月近く放置されていたあの申請が、忘れた頃になって承認されていたのです。
つまり実際の経緯は、次のようになります。
- 8月23日:最初の申請を提出(co.jpドメインのメールアドレスを使用、ドメイン不一致の状態だった)
- 9月18日:応答がないため再申請 → 即日却下
- 9月19日:ドメインを揃えて再々申請 → これも即日却下
- 9月21日:最初の申請(8月23日提出分)が、約1ヶ月を経て承認
つまり、ドメイン不一致だったはずの最初の申請がそのまま承認されているため、この記事で有力視していた「ドメイン不一致が原因」という推測は、少なくとも最終的な決め手ではなかったことになります。2回の却下の原因は今も分かっていません。
正直なところ、腑に落ちない結末です。ただ、今回の経験から言えるのは次のことです。
- 審査目安の7〜10営業日は、あくまで目安:実際には約1ヶ月かかりました
- 応答がないからといって焦って再申請しても、良いことはなさそうです:私たちの場合、再申請は2回とも却下され、最初の申請の審査には影響しなかったようです
- この記事で紹介した5つの確認ポイントは、無駄ではありません:審査の絶対条件ではなさそうですが、少なくとも不利になる要素ではないはずです
承認されたことで、当初の目的だったGoogleビジネスプロフィールへの自動投稿の実装に着手できるようになりました。実装編は、あらためて別記事でご紹介する予定です。
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