ホームページで集客できない原因とは?公開後にやるべき改善ステップを解説

ホームページで集客できない原因と改善ステップを示すアイキャッチ画像

「ホームページを作ったのに、思うように集客につながらない」。私たちのもとには、こうしたご相談が業種を問わず、今も途切れることなく届きます。デザインを一新しても、状況が変わらなかったというお話も少なくありません。

結論からお伝えすると、多くの場合、原因は「作り方」ではなく「公開した後の向き合い方」にあります。この記事では、集客できないホームページに共通する原因と、公開後にやるべき具体的な改善ステップを、実際の支援事例を交えて解説します。

一口に「集客できない」と言っても、状況は企業ごとに異なります。そもそもアクセス自体が少ない状態もあれば、アクセスはあるのに問い合わせにつながらない状態、以前は反響があったのに最近になって減ってきた状態もあります。まずは自社がどの状態に近いのか、頭の中で整理しながら読み進めてみてください。

ホームページで集客できない主な原因

検索上位の記事や実際のご相談内容を照らし合わせると、原因の多くは次の5つに整理できます。まずは自社のホームページに当てはまるものがないか、順に確認してみてください。

  • ターゲットや目的があいまい:誰に何を伝えたいホームページなのかが定まっていない
  • 「作ること」がゴールになっている:公開後の運用に力が入らない
  • 更新が止まり、情報が古いまま:お知らせや事例が何年も前のまま放置されている
  • 流入経路がホームページだけに偏っている:検索以外の入口がない
  • 効果を振り返る仕組みがない:アクセス状況や問い合わせ状況を確認する習慣がない
ホームページで集客できない主な原因5つ(目的があいまい・作って満足・更新が止まる・流入経路が1つ・振り返りがない)を示すミニインフォグラフィック

5つの原因は、それぞれ単独ではなく、連鎖して起きていることがほとんどです。目的があいまいなまま公開すると、何を更新すればよいかも定まらず、結果として更新そのものが止まってしまいます。そこから先は、流入経路も広がらず、振り返る材料もない、という悪循環に陥りがちです。

原因現場でよく見られるサイン
目的があいまい誰に何を届けたいホームページか、社内で説明できる人がいない
作ることがゴール化公開後の更新担当や運用ルールが決まっていない
更新が止まるお知らせ・事例ページの最終更新日が半年以上前
流入経路が1つアクセス経路のほとんどが検索流入で、SNS・MEO等の併用がない
振り返りがないアクセス解析ツールを導入していない、または見ていない

株式会社ペライチが2025年に実施した調査でも、中小企業の約5割が「更新や変更が手間」であることをWebサイト運用の課題として挙げています。目的があいまいなままでは、何をどう更新すべきかも定まらず、負担感だけが増していきます。

私たちが実際のご相談で最も多く目にするのは、この中でも「公開後の運用」に関する原因です。次の章で詳しく見ていきましょう。

「作った後」が本当のスタートライン

ホームページ制作の現場では、公開して終わり、という空気が今も根強く残っています。しかし集客という観点で見ると、公開はゴールではなくスタートです。

私たちが日々の伴走支援でお客様と接する中で感じるのは、リニューアル後に「何を更新していくべきか分からない」「操作に自信がない」という理由で、更新が続かなくなってしまう企業様が多いということです。ホームページ自体に問題がなくても、活用の仕方が分からなければ成果にはつながりません

私たちは以前の記事でも、更新が続かない本質的な原因はスキルや時間ではなく、優先順位の持ち方にあると指摘しました。集客できないホームページの多くも、根っこにある事情は同じです(この記事は文末の「あわせて読みたい」でもご紹介しています)。

だからこそ私たちは、伴走支援の中で「毎月1回はホームページ活用と向き合う時間を捻出し、状況を把握して、改善していく」ことを大切にしています。

自社でどんどんアイデアを出して改善していける企業様であれば、それに越したことはありません。ただ、現実には、リニューアルしたものの何を更新すべきか分からず、操作にも自信が持てないという企業様のほうが多いというのが私たちの実感です。

活用を続ければ、ホームページは良くなっていくしかありません。ホームページを活用して集客・効率化していくことが当たり前になる。私たちは、そんな状態を目指してご支援しています。

【事例】山栄工業様:情報発信を止めない仕組みが、会社を変えた

ここで、実際の支援事例をご紹介します。岐阜県各務原市で製造業を営む株式会社山栄工業様は、ホームページを活用した情報発信の体制づくりに取り組まれました。事例紹介や製造技術の紹介、よくある質問への回答を、ブログで毎月更新する運用を続けています。

この事例について

株式会社山栄工業様のインタビューは、当社サイトの「お客様の声」ページでも別途ご紹介しています。あわせてご覧ください。

山栄工業様の事例で、情報発信が止まりがちだった状態から毎月の対話で更新が定着した状態への変化を示す比較イラスト

山岸社長は「ちょっと油断すると絶対に情報発信を止めてしまう」と振り返っています。そこで私たちは、毎月の定期ミーティングで課題や改善点を洗い出し、次月までの「宿題」として引き継ぐ仕組みを取り入れました。

継続的な発信を続けた結果、見積依頼の問い合わせや電話、地元業者からの来社という反響が生まれています。社員の間でもホームページの重要性への理解が広がり、採用情報の充実にも積極的に協力するようになりました。代表自身の意識も、大きく変わったといいます。

ここで注目したいのは、山栄工業様が特別なマーケティング施策を行ったわけではないという点です。「事例紹介」「製造技術の紹介」「よくある質問」という、どの企業でも用意できる素材を、止めずに続けたことが結果につながりました。

更新の中身より先に、続けるための仕組みを整えることが優先だったといえるでしょう。特別なノウハウよりも、続ける仕組みづくりが先。多くの中小企業にとって、再現しやすいポイントではないでしょうか。

集客できるホームページに変えるための4つの改善ステップ

原因が分かったところで、実際に何から手をつければよいのでしょうか。私たちが伴走支援の中で実践している改善の流れを、4つのステップに整理しました。

STEP
現状を数字で把握する

まずはアクセス数や問い合わせ件数、Googleビジネスプロフィールの表示回数など、現状の数字を確認します。アクセス解析ツールを導入していない場合は、まずは問い合わせフォームや電話の件数だけでもメモしておくところから始めてください。感覚ではなく数字で状況をつかむことが、改善の出発点です。

STEP
月に1回、活用と向き合う時間をつくる

山栄工業様の事例のように、月1回で構わないので、ホームページの状況を確認し、次の1か月で取り組むことを決める時間を確保します。

株式会社プラストの調査(2020年9月実施)では、ホームページを「1週間に1回程度」更新している企業が26.8%、「1か月に1回程度」が31.6%という結果も出ています。まずは月1回のペースを目指すと、無理なく続けやすくなります。

STEP
更新のハードルを小さくする

大きなリニューアルを目指すのではなく、お知らせの追加や写真の差し替えなど、負担の軽い作業から始めます。「何を更新すべきか分からない」という段階では、今月の出来事やよくある質問への回答など、1つだけテーマを決めて試してみてください。それが次の一歩につながります。

STEP
無料の流入経路を組み合わせる

SNSやGoogleビジネスプロフィールとの連携も有効です。Google公式のヘルプでは、ローカル検索での掲載順位は関連性・距離・知名度の3つの要素で決まり、情報の充実度や口コミの数が知名度に影響すると説明されています。ホームページ単体ではなく、複数の接点を組み合わせてみてください。

無料で始めやすい流入経路特徴
Googleビジネスプロフィール地域のお客様からの検索・地図表示に対応。写真や投稿の更新が反響につながりやすい
SNS(Instagram・Xなど)更新の即時性が高く、ホームページへの導線として使いやすい
既存客へのメール・LINE配信新規開拓ではなく、既存のお客様との関係維持・再来訪につながる

どれか1つに絞る必要はありません。まずは今すぐ始められるものを1つ選び、ホームページとつないでいくところから着手してください。

ワンポイント:4つのステップに優先順位はあるか

4つのステップは、基本的には1から順に取り組むことを想定していますが、すでに更新の習慣がある場合はステップ3を飛ばしても構いません。逆に、何から手をつければよいか分からない場合は、ステップ1の現状把握だけでも先に済ませておくと、その後の話し合いがスムーズになります。

自社だけで続けるのが難しいときの選択肢

ここまで紹介した改善ステップは、社内のリソースに余裕があれば、自社だけで取り組むことも十分可能です。ただ、「分かってはいるけれど、時間が取れない」「何を優先すべきか判断できない」という声も、実際には少なくありません。

私たちちらし屋ドットコムでは、毎月の伴走支援を通じて、ホームページの状況把握から改善の実行まで一緒に取り組んでいます。更新作業そのものにお困りの場合や、日々の発信を続けるヒントについては、文末の「あわせて読みたい」で紹介している記事もご覧ください。

伴走支援というと大がかりな契約に聞こえるかもしれませんが、実際には「毎月1回、30分から1時間ほど状況を話し合う」というシンプルな積み重ねです。特別な準備は必要ありません。今のホームページの状態をそのまま見せていただくところから始めています。

1人で抱え込まず、外部の目を入れることも改善の近道です。まずは現状を一緒に確認するところから、始めてみませんか。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。

よくある質問

ホームページを公開したばかりですが、この記事の内容はすぐに実践できますか?

実践できます。公開直後から取り組める内容ばかりなので、リニューアルを検討する前に、まず現状の運用を見直してみてください。原因の多くは制作段階ではなく運用段階にあります。

更新する時間がなかなか取れません。それでも改善できますか?

できます。月1回、30分程度の振り返りから始めるだけでも、放置している状態とは大きく変わります。負担の軽い作業から一つずつ取り組んでください。完璧を目指す必要はありません。

SNSをやっていなくても、ホームページだけで集客できますか?

可能ですが、流入経路がホームページだけに偏っていると、変化に弱くなります。Googleビジネスプロフィールなど、無料で始められる手段と組み合わせて試してみてください。特に地域のお客様が対象であれば、ローカル検索との相性が良い傾向にあります。

伴走支援では、具体的に何をしてもらえますか?

月1回の定期ミーティングで現状を確認し、次月に取り組む更新内容を一緒に決め、実行まで並走します。山栄工業様の事例のように、社内に運用のリズムができるまでサポートします。

効果が出るまでどれくらいかかりますか?

業種や現状によって異なります。まずは現状のアクセス状況や問い合わせ状況を確認した上で、無理のないペースをご提案します。焦って施策を詰め込むより、続けられるペースを優先します。

ホームページのリニューアルは必要ですか?

必ずしも必要ではありません。原因の多くは運用面にあるため、まずは今のホームページを活かせないか確認するところから始めてください。リニューアルは、運用の見直しをした上で判断しても遅くありません。

更新代行に作業だけ頼めば、集客できるようになりますか?

作業を代行してもらうだけでは、集客につながるとは限りません。更新代行についての記事でも触れているとおり、何を更新すれば成果につながるかを一緒に考える伴走があってこそ、結果に結びつきやすくなります。

あわせて読みたい

まとめ

ホームページで集客できない原因の多くは、デザインや機能そのものではなく、公開後の運用にあります。目的を整理し、月1回でも活用と向き合う時間をつくることが、改善の第一歩です。

現状を数字で把握し、更新のハードルを小さくし、無料の流入経路を組み合わせる。この記事で紹介した4つのステップは、どれも今日から着手できる内容です。すべてを一度に整える必要はありません。

私たちは、山栄工業様のように続けられる仕組みさえ整えば、ホームページは着実に良くなっていくと考えています。自社だけで続けるのが難しいと感じたら、お気軽にご相談ください。

スタッフ集合写真

・ホームページ・EC・SNSを”作ったその先”の活用相談
・集客、アクセスアップのご相談
・WEBを継続的に活用するためのご相談 など


自社のWEBをもっと活かしたいけど、何から手をつければ…という方へ。ちらし屋ドットコムが、伴走しながら一緒に考えます。

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ちらし屋ドットコムWEB事業部は「できないをできるに」というコンセプトを掲げ、ホームページやSNSの活用ができない企業やお店が、継続的にWEB活用ができるようにサポートしています。