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『BtoB EC』導入事例を紹介

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ありがとうございます。良かったです。

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あの動画の中で、電話・FAXをやめて受発注業務をオンライン化する、いわゆる『BtoB EC』に置き換えていくことで成功したというお話だったのですが、今回は『BtoB EC』の導入事例を紹介していただきたいと思いますが大丈夫ですか?

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分かりました。それで行きましょう。

電話・FAXでの受発注が多い現状

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以前の動画・記事でも紹介した通り、電話やFAXでまだまだ受発注業務を行っている企業さんって多いのが現状なんですよね。

特に、製造業や商品を卸販売しているメーカーさんなど、なかなか電話とかFAXのやり取りを一気に変えてしまうのは不安だという声も確かにあると思うんですよね。

導入企業の概要

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なるほどー。そんな中でも、『BtoB EC』を導入した会社さんってどんな会社なんですか?

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はい、1つの事例として、建築資材を製造販売されているメーカーさんで、全国に代理店や取扱店を抱えている企業になります。

その企業では、これまで電話やFAXで受発注業務を行っていて、とてもやり取りに苦労されていました。

多い時だと、1日30件~50件といった注文を、担当の方が電話で受け承ったり。電話だと当然処理にミスが起こったりするので、その確認作業に追われたりだとか、とにかく非効率な状態であったと聞いています。

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確かに。電話で聞いて全て手作業で業務を進めていたら、それは間違いも起きますよね。

どのように受発注業務に『BtoB EC』を導入し効率化したのか

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ちなみに、それをどのようにして、EC化されたんでしょうか?

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「EC-CUBE」というものをベースに開発した当社の『Biz-CUBE(ビズキューブ)』という「BtoB ECサイト構築サービス」を導入して業務の効率化を進めていきました。

「EC-CUBE」については別の動画で詳しく説明をしていますので、ぜひそちらもご覧ください。

『Biz-CUBE(ビズキューブ)』を活用して構築した「 BtoB ECサイト」にそのメーカーさんの取引先が訪問・ログインして、商品を選定して購入・決済をするというイメージです。

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これまでは、例えばですけど、

電話で

「今在庫ある?」
「今から取りに行っていい?」

とかですね。

「FAXで注文したあの件なんだけど、納期いつぐらいかな?」

なんていう、非常に電話での照会・やり取りが多かった非効率な業務をかなり改善しました。

また、ログインした代理店ごとに販売価格に差をつけたり、見積書を自分で作成・出力できるようにしたりだとか、色々な機能を追加していきました。

さらに『BtoB EC』なので同じ商品を何度か購入するケースもあるので、ログインした代理店が発注履歴から、いつもと同じ商品を簡単に発注できるようにもしています。

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なるほど~。

導入後の効果:7〜8割がECに切り替わった

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実際それで、電話やFAX注文って、具体的にどれくらい減ったんですかね?

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そうですね。

このメーカーさんにおいては、『BtoB EC』をスタートして3ヶ月程度で、7割から8割ぐらいはオンラインでの注文に切り替わったと聞いてます。

結果的に、今まで電話とかFAXでの対応に取られてしまっていた無駄な時間を、重要な業務の時間に使うことができるようになったというケースです。

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なるほど。すごい改善ですね。

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そうですね。

残り2割が切り替わらなかった理由

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あの、ちなみに7割から8割がECに置き換わったということなんですけど、逆に言えばですよ。その2割の注文っていうのはどうして切り替えることができなかったんでしょうかね。

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やっぱり受発注ってお互いの取引なので、こちらはECで注文して欲しいんですけど、発注元の企業さんに存在する発注のルールで、例えばFAXで送ることが義務付けられている会社さんとかだと、なかなかそちらのルールを変えてまで発注の方法を変えることができなかったというケースが残っていました。

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まぁ、あくまで相手方あっての業務改善というようなことなんですよね。

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そうですね。やはり相手方、取引先の協力も必ず必要になるということですね。

定着させるためのサポート体制

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なるほど。その相手方の協力もあってこそ成立するということですね。では、そのメーカーさんも苦労されたイメージがあるのですが・・・その障壁をクリアするために何か特別な取り組みをされたのですか??

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そうですね。やはり、「はい、受発注をEC化しました。ここから注文してください。あとは、よろしくお願いします」というわけにはいかないですよね。

ですので、やっぱりそこは、そのメーカーさんが取引先に対して、しっかりと始めた理由やお互いに得られるメリットなどを丁寧に説明していく必要がありますよね。

あとは何よりも操作に関するマニュアルとかQ&Aを充実させること、例えば、操作説明の動画を作って提供するだとか、このオンラインでの受発注を定着させるための努力っていうのは並行してやっていく必要があるかなと思います。

取引先側では「今まで通り電話の方が楽だな」と感じる方もいらっしゃると思うので、突然「全てオンラインとなります」と変えるわけではなく、移行期間を設けて徐々に定着させていくというイメージです。

まずは一度、そして数回使っていただければ、オンラインの方が便利だなという風になって、どんどん定着していくという流れですね。

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なるほど。強制じゃなくて、自然に移行できるっていう設計がポイントになるということですね。

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そうですね。

いきなり電話とFAXの注文はもう禁止なんていうやり方では、反発に合う可能性が高いと思いますので、徐々に移行していくという流れが一番いいかなと思います。

スタート当初は、問合せの電話がありましたが、1~2週間程度で、取引先も操作に慣れ、電話も少なくなったと聞いています。

ですので、電話・FAXでの受発注が定番になっている業界でも、事前にしっかりと準備することで、必ず受発注業務をEC化することができます。

まとめ

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なるほど。ありがとうございます。

電話、FAXでの注文を減らしたいけど不安・・・という方には、今回の事例とても参考になりますね。

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そうですね。

事例の詳細については、デモ画面をお見せしながらご説明をすることも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

次回は取引先(会員)ごとに、価格を変えるにはどうすればいいのかというテーマでご説明したいと思います。

ありがとうございました。

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