『BtoB EC』を『BtoC』にも展開できるのか?

ここまで、このチャンネルでは『BtoB EC』、いわゆる企業と企業の間でオンラインで注文する仕組みについて紹介しているじゃないですか。
そこで思ったんですけど、これ、『BtoB』に売れるんだったら『BtoC』、つまり個人にもその商品を販売できるんでしょうか。これはありですか?

はい、全然ありなんですよ。実は『BtoB』向けのECシステムでも『BtoC』向けの販売機能を合わせ持つことができるんです。

それってつまり、企業の取引先と普通の個人のお客さん両方にも商品を売れるっていうことでしょうか?

そうですね。
当社のお客様でも、『BtoB EC』を立ち上げる時に、どうせなら一般の個人向けにも販売をしたいんです、と相談をいただきます。
多くはないですけど、一般の方からも「商品がネットで買えないんですか?」という問い合わせもあるんです、というような相談をいただくこともあります。

なるほど。『BtoB』サイトを作るなら、どうせなら一般の人にも見てもらいたい。売れるなら売りたいっていうことですよね。
確かにこれをオンラインで自動化できたら効率的になりそうですよね。

そうだよね。
一般向けのサイトを展開していない企業であれば、どうせECをやるなら、『BtoC』、一般向けにも販売できるような機能をつけていきたいという風に思うわけなんですよ。
0から『BtoC』を立ち上げるよりももちろん予算も抑えることができると思うんですよね。
あと本格的に『BtoC』を展開するというわけでもないと思うんです。
『BtoB』と『BtoC』を両立させる際の課題

『BtoB EC』ということでこれまで卸し価格で販売するであったり、取引先ごとに価格を変えるとか、色々教えていただきましたが、そこに一般個人が入るっていうことでやり、ちょっと色々問題がなんか出てきそうな気がするんですけど、その点はいかがでしょうか?

そうだね。小松君なかなか勉強してますね。確かにその問題はあると思います。
もちろん『BtoB』の機能が、一般の方がそのまま使えてしまうととってもまずいことになりますよね。
例えば一般の人が『BtoB』の卸し価格で普通に買えてしまうと、大きな問題になりますね。

なので、個人の場合はいわゆる定価での販売で、支払い方法については、クレジットカード決済や、銀行振り込み(前払い)ですね、こういった対応であれば問題ないかなという風に思います。

ああ、そういうことですね。
個人での購入には定価が表示されて選べる支払い方法を限定されるということですね。

その通りですね。一般の人には掛け払い、例えば月末で請求書を送るっていうのもないと思いますし、基本的には前払いで対応をしていくということで、問題ないと思います。
法人と個人の見分け方

でも菊夫さん素朴な疑問なんですけど、法人と個人って、これどうやって見分けるんでしょうか?

うん、いい質問ですね。
一般の個人の方でも、購入する時はまず事前に会員登録をしてもらうことで、解決できます。
購入するには、一般人として、事前の登録が必要で、その登録した内容でログインした場合は「個人の方」なので「定価」が表示されると、そういった機能があるんです。

こういうことですね。事前の登録制なので、代理店や取引先でないことがそれで分かるというわけですね。
個人からの問い合わせニーズ

そしてこの『BtoC』向けの販売機能も欲しいというニーズも結構現場の方からも多いようで、例えば、展示会とかイベントとかあとSNSでちょっとその商品が話題になったりすると「個人でもネットで買えないんですか?」なんていう相談もあるという風によく聞きます。

あ、なるほど。それめちゃくちゃありそうですね。せっかくの販売チャンスに売れないっていうのはもったいないですよね。

そうなんですよね。営業の方からも個人の人から問い合わせがあった時に、対応ができないっていうのはもったいないと。
手間がかからないなら、ネットで販売したいという声もいただいているんです。

営業の人が売れるのに売れないっていう歯がゆさを感じるのはなんかリアルですね。

そうだよね。例えばさ、建材メーカーさんのケースだと個人の人がさ、自宅で使いたいとか、自分の庭に使いたいとか、DIYをしたいとかっていう問い合わせがあるんですよね。

建材って聞くと、プロ向けなイメージありますけど、実は個人需要あるのということですね。

そうなんです。
そういった方にも、クレジットカード決済で定価の販売であれば、全く問題がないんじゃないかという風に思います。

それはまさに『BtoB』と『BtoC』のいいとこ取りですね。

その通りです。
例えばですけど、先日の動画の例でも紹介いただいた例えばプロ向けのシャンプーなんかも、定価でもいいのでお店を通さずネットで買えたらいいなって思っちゃいますね。
『BtoC』展開のメリット:エンドユーザーの声を直接聞ける

そうなんだよね。さらに言うと、この『BtoC』の販売機会っていうのは、メーカーさんにとっては、いわゆるその個人(エンドユーザー)の商品に対する意見とか、感想とかっていうのを、直接聞くことができる、貴重な機会なんですよね。

それで、今はそんなに『BtoC』には力を入れてないけど、今後の事業展開の中で『BtoC』に本格的に参入していくという時のために、この個人(エンドユーザー)からのリアルな声とかデータを収集しておいてその場面で活用していける!ということは、メーカーさんにとってはすごいメリットになるんじゃないかなという風に思います。

なるほど。確かに、メーカーさんにとっては個人向け販売のやり取りは商品に関する意見や反応を直接聞けるいい機会ですね。
まとめ

そうなんです。当社の『Biz-CUBE(ビズキューブ)』のようなカスタマイズ性の高い『BtoB』のサイトであれば、『BtoC』の販売機能を、自然な形で業務にフィットする形で、導入ができるということになります。

なるほど。『BtoB EC』を『BtoC』にも展開するやり方と、そのメリットということで今日も大変勉強になりました。ありがとうございます。

はい、良かったです。次回は『BtoB』サイトはメンテナンスが超重要というテーマでお話をしていきます。次回もお楽しみに!
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