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Google Workspaceの監査ログとは?できることとプランごとの違いを解説

Google Workspaceの監査ログでできることとプランごとの違いを解説する見出し画像

「退職が急に決まった社員のログインを、すぐに止めたい」「特定の社員がGeminiで何を調べたか確認したい」。私たちは、こうしたご相談をいただくことがあります。

結論からお伝えすると、Google Workspaceには監査ログという機能があり、誰が・いつ・何をしたかを確認できます。ただし、確認したい内容によって、必要なプランが変わってきます。この記事では、実際のご相談内容をもとに、監査ログでできることとプランごとの違いを整理します。

目次

監査ログとは

監査ログは、管理コンソールから確認できる操作記録です。ログイン履歴や管理者による設定変更など、「誰が」「いつ」「何をしたか」を確認できます。基本的な監査ログはBusiness Starterを含む全プランで利用でき、保持期間は6ヶ月です。

【現場の声】確認したい内容は3パターンに分かれる

実際にいただくご相談を整理すると、次の3パターンに分かれます。

  • すぐにログインを止めたい:突然の退職などで、アカウントを即座に使えなくしたい
  • 利用状況を確認したい:特定の社員がいつログインし、どのアプリを使ったかを確認したい
  • Geminiの利用内容を確認したい:特定の社員がGeminiに何を質問したかを確認したい

この3つは、それぞれ対応方法も、必要なプランも異なります。順番に見ていきましょう。

突然の退職時、まず何をすべきか

ログインをすぐに止めたい場合は、監査ログではなく、管理コンソールでのユーザー停止操作で対応します。

STEP
対象ユーザーを選択する

管理コンソールの「ディレクトリ」→「ユーザー」から、対象ユーザーを選択します。

STEP
アカウントを停止する

ユーザー詳細画面から、アカウントを停止(中断)します。これにより即座にログインできなくなります。この操作は全プランで利用できます。

STEP
必要に応じてログを確認する

停止後、そのユーザーの直近の操作を確認したい場合は、次にご紹介する監査ログをあわせて確認します。

社員のアプリ利用状況・ログイン履歴を確認する方法

ログイン履歴や、Gmail・カレンダーなど各アプリの操作記録は、管理コンソールの監査ログから確認できます。いつ、どのユーザーが、何を操作したかが記録されています。

ここで1つ注意点があります。Googleドライブの操作ログは、Business Standard以上が必要です。Business Starterには共有ドライブの機能自体が含まれていないため、ドライブの操作記録も確認できません。ファイルの持ち出しが心配な場合は、プランの見直しが必要になることがあります。

Geminiで「何を聞いたか」は確認できるのか

「Geminiの利用状況が分かる」と「Geminiに何を聞いたかが分かる」は別の話です

Google Workspace公式ヘルプによると、管理者はGeminiの利用状況(アクティブユーザー数、アプリ別の利用回数、最終利用日など)を確認できます。ただし、この利用状況レポートには、実際に入力した質問の内容は含まれません

質問の内容そのものを確認したい場合は、Google Vaultという別の機能が必要です。2026年にリリースされた機能で、Geminiアプリの会話を保持対象に設定しておくと、内容を検索・エクスポートできるようになります。Google VaultはBusiness Plus以上のプランに含まれる機能のため、質問内容の確認まで見据える場合は、プラン選びの段階で考慮しておく必要があります。

この機能は保持設定をあらかじめ有効にしておく必要があるため、「何かあってから」では遡って確認できません。情報の持ち出しやAI利用のリスクが気になる場合は、事前の設定が重要になります。

プランごとの違いまとめ

基本ログは全プラン、ドライブログはStandard以上、Geminiの会話内容はPlus以上のVaultが必要という段階を示す図解
スクロールできます
確認したいこと必要なプラン目安
ログインをすぐ止める(アカウント停止)全プラン
ログイン履歴・管理者操作ログ全プラン(保持期間6ヶ月)
Googleドライブの操作ログBusiness Standard以上
Geminiの利用状況(回数・最終利用日等)Business/Enterprise向けレポート
Geminiの会話内容の保持・検索・エクスポートBusiness Plus以上(Google Vault)

自社での判断に迷ったら

監査ログは「入っていれば何でも分かる」機能ではなく、確認したい内容によって必要なプランや事前設定が異なります。特にGeminiの会話内容は、後から遡って確認できない点に注意が必要です。

私たちちらし屋ドットコムでは、こうしたセキュリティ・監査体制の整備について、現状のプランで何ができて何ができないかの確認から、必要な設定まで一括してご相談いただけます。「うちのプランでどこまで確認できるのか分からない」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

監査ログの保持期間はどのくらいですか?

基本的な監査ログの保持期間は6ヶ月です。それ以上の期間保持したい場合は、Google Vault(無期限保持)の利用を検討してください。

退職者のアカウントはすぐに停止できますか?

できます。管理コンソールからアカウントを停止すれば、即座にログインできなくなります。この操作は全プランで利用できます。

Business Starterでも監査ログは使えますか?

基本的なログイン履歴・管理者操作ログは利用できます。ただし、Googleドライブの操作ログは共有ドライブ機能自体がないため確認できません。

Geminiに何を質問したかは誰でも確認できますか?

いいえ。通常の監査ログには質問内容は含まれません。確認するにはGoogle Vault(Business Plus以上)で、事前に会話を保持対象として設定しておく必要があります。

監査ログの確認には特別な権限が必要ですか?

管理コンソールの操作には、レポートを閲覧できる管理者権限が必要です。

まとめ

Google Workspaceの監査ログは、基本的なログイン履歴であれば全プランで確認できますが、Googleドライブの操作ログや、Geminiの会話内容の確認には、それぞれ異なるプラン・設定が必要です。

特にGeminiの会話内容は、事前の設定がなければ後から確認できません。自社のプランで何ができるか把握しきれていない場合は、お気軽にご相談ください。

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