いつもお世話になっております。
広報のナベです。

ECサイト商品ページの「商品画像」は訪問者の購買意欲に大きく影響するため、ECサイト担当者の皆さんは、この「商品画像」について日々工夫を重ねていますよね。今回は、当社ECサイトの商品画像を改善したところ、売上アップにつながった事例をご紹介します。

当社ECサイトでは、掲載した商品の販売が伸びない場合、まずは「訪問者に商品が届いた後のベネフィット・幸せ(詳しくはこちらの記事)」を改めて考え直し、それらを訪問者に伝える「商品画像」を改善していきます。

今回ご紹介する「商品画像」の改善事例は、改善後に「売上、商品ページ滞在時間、直帰数、ページ離脱率、お気に入り登録数」など、さまざまな数字が向上しました。

まずは修正前の商品画像(商品は、魚をさばく出刃包丁)を見てみましょう。

よくある商品を丁寧に説明した「商品画像」に見えますが、商品の説明として「不要」な部分がいくつかあるのでは・・・と考えました。

  • 料理の画像は2枚もいらないのでは?
  • 出刃包丁の特徴(言いたいこと)しか紹介していない。
  • 海外での評価だけでは、購入促進に繋がらないのでは?
  • 付属の「砥石」を紹介する画像は3枚もいらないのでは?

このように、商品ページ・商品画像を見直し、下記のように改善を行いました。

商品画像改善ポイント

・料理の画像を1枚に多数掲載し、始めに見てもらえるように工夫。
→訪問者に「美味しい料理が作れる」というイメージを持ってもらう(ベネフィット)

・出刃包丁と刺身包丁両方の特徴を入れる。
→なぜ出刃包丁と刺身包丁の両方(2本セット)を買うべきなのか説明を入れる。

・鯛の写真を差し替えて刺身を取り入れる。
→より身近な魚に変更して、捌くイメージを持ってもらう。

・商品画像内のテキストで、強調したい部分は大きくする。
→商品画像にテキストがある場合は、重要な部分を大きくするなど、強弱をつけてみる。

・付属品である砥石の紹介を1枚にまとめる。
→砥石はあくまで付属品であるため、包丁の説明をよりメインに置く。

コースタープレゼントのバナーを貼り付ける。
→「特典」「お得感」の演出を忘れない。

上記をポイントとして「商品画像」を改善した結果「売上、ページ滞在時間、直帰数、ページ離脱率、お気に入り登録数」などさまざまな数値が向上しました。

修正前修正後
滞在時間14秒23秒
直帰数76人41人
離脱率82%75%
お気に入り登録数95人103人
※おおよその数を表しています。

数値が向上した理由は、「この商品を買うとどんな良いことがあるのか」が、より訪問者に伝わったことが大きな理由だと考えています。

以前の商品ページ・商品画像では、ECサイト側からの一方的な説明ばかりで、写真の順番もわかりづらく、掲載枚数も無駄に多かったかもしれません。

今回の事例が「販売が伸びない・・」と商品ページ・商品画像の改善で悩む担当者さんに少しでも役に立つと嬉しいです。